風俗スカウト目線で裏社会描く、人気マンガ「新宿スワン」がドラマ化。

2007/07/28 14:56 Written by コ○助

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全体的に低調な連続ドラマの中にあって、各局とも力を入れ始めているのが深夜の時間帯に放送されるドラマ枠。あまりプライムタイム(19〜23時)には向かない題材、例えばお色気モノや過激な描写モノ、お馬鹿モノなどを、若手の脚本家や演出家を起用して制作するパターンが、ここ1〜2年のうちに顕著になってきているなりよ。これまでドラマを敬遠していた視聴者層の新規開拓に加え、次代を担う人材育成枠という意味でも、積極的に投資する価値が出てきているなりね。

現在、各局が放送している深夜ドラマにはどのような枠と作品があるのか、簡単にまとめておくと。

◎各局の深夜ドラマ枠&放送中の作品
・金曜23時15分〜「金曜ナイトドラマ」(テレビ朝日系)→「スシ王子!」
・金曜24時12分〜「ドラマ24」(テレビ東京系)→「BOYSエステ」
・土曜23時10分〜「枠名なし」(フジテレビ系)→「ライフ」
・土曜25時25分〜「土曜ミッドナイトドラマ」(テレビ朝日系)→休止中
・日曜24時50分〜「黄金の舌」(日本テレビ系)→「おじいさん先生熱闘篇」

といった感じで、各局とも週末に放送が集中しているなりね。最も歴史があるのは2000年から放送されているテレビ朝日の「金曜ナイトドラマ」で、「トリック」(主演:仲間由紀恵)や「スカイハイ」(主演:釈由美子)、「特命係長・只野仁」(主演:高橋克典)、「時効警察」(主演:オダギリジョー)などの名作も輩出しているなりよ。前クールから始まったフジテレビの土曜23時枠も、第1弾の「ライアーゲーム」、第2弾の「ライフ」ともに大きな反響を呼ぶなど、各局の目論見通り、ちゃんと結果を残してきているなりね。

こうした深夜ドラマの傾向として、中堅クラスの人気マンガを原作とした作品が多いことが挙げられるなり。例えばテレビ東京系の「ドラマ24」では、倉科遼原作の「嬢王」(ビジネスジャンプ)や、大谷じろう原作の「下北GLORY DAYS」(ヤングサンデー)、同じく北崎拓原作の「クピドの悪戯 虹玉」(ヤングサンデー)、「エリートヤンキー三郎」(ヤングマガジン)、真崎総子原作の「BOYSエステ」(デザート)などなど。いずれも題材は面白いものの、プライムタイムで放送するにはパンチが弱い、題材が不適切……といった理由で深夜枠での放送になったなりが、視聴者からの評判はなかなか悪くないようなりよ。

「マンガ原作×深夜ドラマ」はひとつの方程式になりつつあるわけなりが、8月には、新たにテレビ朝日系の「土曜ミッドナイトドラマ」において、ヤングマガジンに連載中の「新宿スワン」が放送されることになったなりね。「新宿スワン」は東京・新宿の歌舞伎町を舞台に、主人公のスカウトマンの成長と、スカウト会社同士の闘争や、ヤクザ、風俗、闇金などの裏社会を描いた作品。題材が題材だけに、やはり深夜ドラマ向きの作品とも言えるなり。コ○助もヤングマガジンでは愛読している作品なので、ドラマ化は素直に嬉しいなりよ。

まだ詳細なキャストやスタッフは発表されていないなりが、8月18日から放送することは決まっているなりね。ドラマ好きな人は要チェックなり!

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