プリンセス天功がイリュージョン中に事故、全身打撲で公演中止に。

2007/07/23 20:55 Written by コジマ

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日本を代表するイリュージョニストとして、世界各地で公演を行っている2代目引田天功(プリンセス天功)。ミステリアスな容姿と豪華なイリュージョンは世界を魅了し、北朝鮮の金正日総書記を虜にしたほど。英国ではBBCに特別インタビューを受けるなど、世界的な有名人となっているのだ。

そのプリンセス天功がイリュージョン中に事故を起こし、強度の全身打撲という大ケガを負っていることが明らかになった。

トラブルが発生したのは、7月22日に福井県鯖江市で行われた「プリンセス天功スーパーイリュージョン(2007サマーツアー)」の昼公演の上演中。公式サイト公式ブログによると、高さ200センチ、幅100センチ、奥60センチの金属製箱に入り、刃渡り10センチ、長さ80センチの金属製刃物20本を次々に刺していく「決死のスパイク・イリュージョン」という、いわゆるエスケープイリュージョンの際に、機材トラブルによって箱の中ですべての刃物と激突したとのこと。右下部に当たった刃物は、あと1センチで目に突き刺さる状態だったのだそう。

こうした事故が発生しながらも30分間も公演を続行したのだけど、舞台袖に戻ったプリンセス天功のようすを見て異変に気づいたスタッフが公演の中止を判断。現地の病院に搬送され、強度の全身打撲と診断された。事故後の30分は記憶がないそうだけど、そんな状態でも公演を続けるなんて、すごいプロ魂なのだ。しかも、病院搬送後には公演の再開や午後6時開演予定だった夜の部の上演を強く希望していたというから、いかにファンを大切にしているかが分かる。ただ、事故を調べた鯖江署は「たいしたけがではない」(夕刊フジより)としているのだけど……。

重症か軽症かは別として、顔に傷を負ってしまったことは芸能人としてはつらいところ。米国との契約も厳しそうだし。とはいえ、大事に至らなかったのは不幸中の幸いだった。ファンはほっと胸をなでおろしたのではないだろうか。きちんと療養して、万全の状態で復帰してほしいのだ。

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