第1弾が放送された2004年12月から2年半、これまで深夜枠で9回放送され、10回目の節目となった6月2日の放送では初めてゴールデン進出を果たした「人志松本のすべらない話」。放送前には「深夜では面白いけど、ゴールデンではどうか」と、一部ファンの中には懸念する声も聞かれたなりが、蓋を開けてみればそんな懸念も何のその、関東地区では14.7％、関西地区では24.6％と高視聴率を記録したなりよ。

このゴールデンタイムへの進出成功により、名実ともに「人志松本のすべらない話」はフジテレビの中でも屈指のコンテンツへと成長。また、番組の人気の高まりとともに、これまで出演してきた関西の若手お笑い芸人が全国ネットの番組に次々と起用されるようになるなど、番組と出演者が一緒に大きくなっていくという相乗効果が生まれているなりね。少なくとも関東ではそれほどメジャー感のなかった千原ジュニアや宮川大輔、ケンドーコバヤシなどは、「人志松本のすべらない話」を足がかりに本格的なブレイク期を迎えていると言っても過言ではないなりよ。

そんな「人志松本のすべらない話」から、初めてスピンオフ企画が制作されることになったなり。その名も「ジュニア千原のすべらない話」。「人志松本のすべらない話」は番組のタイトル同様、松本人志ありきで、基本的に松本人志がチョイスしたお笑い芸人が出演する番組だったなりが、「ジュニア千原のすべらない話」はこれまで10回すべてに出演してきた千原ジュニアありきで作られる番組なりね。千原ジュニアが厳選した、主に若手のお笑い芸人が出演するというなりよ。

現時点ではまだ詳しい出演者の情報などは明らかにされていないなりが、読売新聞によると、陣内智則、シャンプーハットの小出水直樹、アップダウンの竹森巧らが出演する模様。同番組の門沢清太プロデューサーは「決して二軍戦ではなく、さらなる若手発掘を図った」（読売新聞より）と、「ジュニア千原のすべらない話」を企画した狙いを説明しているなりよ。カメラの台数やセットも「本家」と全く同じものを使用するので、良くも悪くもいつもの「すべらない話」の雰囲気を楽しむことができそうなりね。

放送は8月25日の22時から。CSの「フジテレビ721」でのみの放送となるなり。いずれDVD化も視野に入れているとは思うなりが、環境が整っている人はぜひチェックしてくださいませ。