最後のメジャー登板から2年、復活目指す野茂英雄投手の闘い続く。

2007/07/13 20:07 Written by コ○助

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かつて日米球界を代表するスター投手として活躍した野茂英雄投手が、最後にメジャーのマウンドに上がったのは2005年7月15日のこと。気が付けば、あれからもう2年近くの月日が経過してしまったなりよ。この間にも日本から多くの選手がメジャーへと渡り、また、メディアもこぞって新しい挑戦者にスポットを当てることから、野茂投手が話題になる機会は次第に減少しているなりよね。そのため、世間的には「引退した選手」だと思われることが多いかもしれないなり。

でも。野茂投手は、まだ現役復帰への道を諦めていないなりよ。確かにホワイトソックス傘下の3Aシャーロットを退団(2006年6月)してからは、どの球団にも所属していない「浪人」の状態。さらに今年8月には39歳になるという年齢を考えれば、「引退」したと思われても仕方がなさそうなりよ。実際は、もう一度メジャーのマウンドに立つべく、苦しいリハビリをひたすら続けているところなりね。

野茂投手が「浪人」の道を歩むことになったのは、昨年6月に遊離軟骨除去と腱の整復をする手術を受けたから。手術を受けた時点で「復帰まで1年以上かかる」ことは分かっていたものの、野茂投手は「現役を続けるためには不可避」として、手術を受ける決断をしたなりよ。そう、あくまでも野球選手を続けるための手術。当時37歳でのこの決断、かなり勇気のいることだったのは想像に難くないなりね。

手術自体は成功したものの、そこからのリハビリが茨の道。なかなか状態が回復をして来ず、ようやく最近はキャッチボールなどで筋肉を強化している段階だというなり。もちろん、まだ投球練習には入ることができていないなりね。このペースだと、上手くいっても全力で投げられるようになるのは秋から冬にかけて。現役復帰となれば、来シーズンということになりそうなりよ。

任意引退選手扱いでメジャーに移籍した経緯から、野茂投手の日本球界への復帰には必ず旧所属球団の近鉄(現オリックス)の承諾が必要とハードルが高いため、たびたび日本復帰の噂は流れるものの、具体的な話へと発展したことはないなりよね。なので、仮に最後の挑戦が失敗に終わり、野茂投手のメジャー復帰の願いが本当に叶わなくなった時には、現役引退を選ぶことになりそうなりよ。

ただ、まだ野茂投手が引退するという現実を目の当たりにしたくない……、もう一度登板する姿を見たい……。そう願うファンは多いだけに、劇的な復活に期待したいところ。40代の「オジサン投手」が多数活躍するメジャーなりからね。可能性は十分あるはずなり。

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