ジェイムス・ブラントが妹をネット競売に“出品”、ハッピーエンドに。

2007/07/12 23:20 Written by コジマ

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デビュー・アルバム『バック・トゥ・ベッドラム』が世界的に大ヒットし、一躍トップミュージシャンとなった英シンガー・ソングライターのジェイムス・ブラント。日本でもシングル「ユア・ビューティフル」がCM曲やドラマの主題歌に起用され、甘い歌声とメロディーで世の女性をとりこにしていた。Narinari.comでもウォール真木が熱狂的なファンで、彼女が帰国した際には来日公演のアリーナ席を高額で手に入れていたのだ。

その一方で、男性にはあまり好かれず、英FM局で放送禁止になったり、「英国人がイラつくものランキング」で違法駐車監視員を上回ったり、先日発表された「史上最もイラつく曲」でも、「ユア・ビューティフル」が堂々の1位に選ばれている(ちなみに2位はクレイジー・フロッグの「アクセルF」、3位はハンソンの「きらめき☆ンー・バップ」)。英国では日本よりもかなり頻繁にかかっていたようなので、曲のよしあしでなく「飽きた」というところなのかも。

9月には最新アルバム『All The Lost Souls』をリリースするジェイムス・ブラントだけど、オークションサイト「eBay」のヘビーユーザーだったようで、なんと妹のエミリーさんを“出品”した経験まであるというのだ。

いまから3年前、エミリーさんがアイルランドで行われる葬儀に出席しようとしていたのだけど、アイルランド行きの電車はなく、フェリーはシーズンオフで、唯一の交通手段だった飛行機も従業員のストライキで欠航していた。24時間以内にアイルランドへ向かわなきゃならないエミリーさん、その姿を見かねて兄のジェイムスは、eBayに「苦しむ乙女、勇敢な騎士を求む。どうしてもアイルランドの葬儀へ行かなければならない。助けてくれ!」とエミリーさんを“出品”したのだ。

すると、間もなく入札が殺到し、最終的にヘリコプターを所有するお金持ちの男性が落札。エミリーさんは無事に葬儀へ出席できた。と、ここまででも日本では考えられないようなスゴイ話なのだけど、優しい兄がもたらしてくれた幸運は、これだけで終わらなかった。来月、エミリーさんはこの男性と結婚するというのだ。

まるで映画のようなハッピーエンド、ネット時代でなければ実現できなかった話なのだ。それにしても、ジェイムス・ブラント自身も近衛騎兵連隊に所属していたほど名門軍人一家であるブラント家、こんな出会い方による結婚を反対しそうなイメージがあったのだけど、お父さんもジェイムス同様、頭のやわらかい人だったのかも。

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