ストゥージズやヴァン・ヘイレンも、米誌が選ぶ「がっかりな再結成」。

2007/07/11 23:45 Written by コジマ

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最近の音楽界は、洋邦問わず再結成が花盛り。ピンク・フロイドやポリス、ザ・ジャム(ポール・ウェラー抜き)、テイク・ザット(ロビー・ウィリアムス抜き)、カジャグーグー、スマッシング・パンプキンズ(ジェームス・イハ、ダーシー・レッキー抜き)、ザ・ヴァーヴ、クーラ・シェイカーにスパイス・ガールズと、枚挙に暇がないほどなのだ。最近では、レッド・ツェッペリン(一夜限り)やリバティーンズの復活まで噂されている。

大流行の再結成、好きだったバンドのライブをもう一度味わえるチャンスができるのはうれしい限りだけど、変わり果てた姿にがっかりするケースもある。例えば、セックス・ピストルズの再結成は、うれしいながらも当時と程遠い姿を見て悲しくなってしまったのだ。ぼくの憧れだったフロントマンのジョン・ライドン(ジョニー・ロットン)なんて、単なるヘンなおっさんになってしまっているし……。まあ、そこがかっちょよくもあるのだけれど。

こうした中、米音楽・芸能情報誌のブレンダーが、歴代の「がっかりな再結成」を紹介している。全部で7組なのだけど、その中には今年のFUJI ROCK FESTIVALに出演するイギー&ザ・ストゥージズや、auのCMで話題になっているヴァン・ヘイレンも入っているのだ。

2003年に再結成し、今年3月には34年ぶりとなるスタジオ・アルバムをリリースしたストゥージズ。彼らの再結成が「がっかり」な理由として、同誌は「ぼろぼろの老人が半裸で叫ぶ姿は、物悲しいものがある」という痛烈な批判を挙げている。しかし、本当の理由は、今年の英グラストンベリー・フェスティバルの出演を、プロスケーターでタレントのバム・マージェラの結婚式に出席するため断ったことのようなのだ。

また、80年代を代表するモンスター・バンドのヴァン・ヘイレンについては、「1996年のMTVビデオ・ミュージック・アワードで(初代ボーカリストの)デイヴィッド・リー・ロスの一時的な復帰ライブでファンをからかったあと、エキストリームのゲイリー・シェローンを3代目ボーカリストに迎えたが、人々の心をつかむことはできなかった。彼は“ダイアモンド・デイヴ”(デイヴィッド・リー・ロスの愛称)だけでなく、(2代目ボーカルのサミー・)ヘイガーにも及ばなかった」としている。ライターがかなりデイヴびいきであることが分かるのだ。でも、ヴァン・ヘイレンは正式には解散していないと思うのだけど……。

このほか、ジェネシスやドアーズ、グレイト・ホワイト、INXS、スティーリー・ダンが挙げられている。ドアーズの再結成は、ぼくもかなり納得がいかないのだ。現在再結成している多くのバンドが、数年後このリストに挙げられないといいなあ。

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