映画「トランスフォーマー」が驚異的な出足、米興収記録を塗り替える。

2007/07/06 05:41 Written by コ○助

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米国では7月3日から一斉に公開された映画「トランスフォーマー」(日本公開は8月4日から)。日本発の玩具が米国に渡り、そこから世界的なアニメ、そしてハリウッドの実写映画と、四半世紀近くの長い年月をかけて大きく成長してきた作品なりよね。実写映画版の「トランスフォーマー」はマイケル・ベイが監督(「アルマゲドン」「パール・ハーバー」など)、スティーブン・スピルバーグが製作総指揮という鉄壁の布陣で製作された作品ゆえ、当初からある程度のヒットは予想されていたなりが、ふたを開けてみれば、関係者も驚くような超ロケットスタートを見せているようなりよ。

公開初日の7月3日には全米4,011のスクリーン、前日の先行上映では3,050のスクリーンで上映されたなりが、公開2日目の7月4日までの3日間だけでいくつかの歴代興行収入記録を達成。早くも映画史にその名を刻むことになったなりよ。達成した記録を簡単にまとめておくなりね。

・火曜日公開作品の公開初日興行収入記録を保有していた「パイレーツ・オブ・カリビアン/デッドマンズ・チェスト」の1570万ドル(約19億2600万円)を抜く、2740万ドル(約33億6000万円)。
・先行上映では、平日としては異例の880万ドル(約10億8000万円)の興行収入を記録(歴代3位)。
・オーストラリアでも、公開初日興行収入記録が歴代1位。

「火曜日公開作品の公開初日興行収入記録」という、やや条件が細々とついた記録ではあるものの、「パイレーツ・オブ・カリビアン/デッドマンズ・チェスト」の約1.7倍もの興行成績を残しているなりよ。それだけでも、相当なヒットであることが分かるなりね。

続編モノの大作が多い中で、オリジナルの新作でこれだけの成功を収めているのは、近年、アイデアの枯渇が指摘されるハリウッドにおいては明るいニュース。今年のヒット作(or ヒット見込み作)である「パイレーツ・オブ・カリビアン/ワールド・エンド」「スパイダーマン3」「シュレック3」「ハリー・ポッターと不死鳥の騎士団」「オーシャンズ13」「ダイ・ハード4.0」あたりがすべて続編モノであることを考えれば、「トランスフォーマー」の健闘は素晴らしいの一言に尽きるなりよね。

次に狙う記録はオープニング6日間や週末の興行収入なりが、その先に控えている「歴代興行収入」の何位にランクインすることになるのかも注目なりよ。日本公開まであと少し。「トランスフォーマー」が気になってきた人はぜひ劇場に足を運んでくださいませ。

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