まだメールもケータイも発達していない頃、手書きの文字や、イラストを添えたファックスでやり取りをするコミュニケーションの形が人気だった時代があったなりよね。コ○助の周囲には、ファックス全盛の頃に友だちとやり取りした文書やイラストを、今なお大事に保管しているという人が意外と多く、アナログの手触り感を大切にしたい人にとっては素晴らしいツールだったと言えるなりよ。でも、時は流れて現在はメール全盛の時代。ファックスによるコミュニケーションは廃れつつあるなりよね。

しかしながら、ファックスには手紙よりも気軽かつリアルタイム感があり、メールよりも暖かみがあるという良さも。一家に一台……とまでは言わないなりが、相当数のファックスが家庭に普及している現在だからこそ、もう少し再評価されても良いのでは、と感じている人も多いかもしれないなりね。そんなファックスLOVEな人たちに朗報とも言える製品が、NECから8月下旬に発売されるなりよ。

それが、携帯電話やパソコンに手書き文字やイラストをメール送信できる普通紙ファックス「ネットワークスピークス SP-NA540」。このファックス、Ethernetポートを搭載しており、ファックスなのにメール周りの機能が充実しているのが大きな特徴なりよ。中でも本体でスキャンした文字やイラストをJPEG/PDF/TIFF形式に変換、メールに添付して送信する「スキャンtoメール」機能は秀逸。この機能があれば、相手がファックスを所有していなかったり、ファックスでのやり取りを望んでいなくても、こちらからは手書きの文字やイラストを送ることができるなりね。

ほかにもPOP3サーバーにあるメールを受信して印刷する「メールtoプリント」や、スキャンした文書や画像をJPEG/PDF/TIFF形式に変換後、パソコンにLAN経由で転送できる「スキャンtoパソコン」、受信したファックスの内容をメールに転送する「ファクスtoメール」、受信したファックスをPDF化してPCに転送する「ファクスtoパソコン」などを搭載。ファックスとメールの連携を中心に、新しいファックスの在り方を提案しているなりね。

価格は32,000円から（付属の子機の台数によって価格幅あり）。かつてファックスによるコミュニケーションが大好きだった人、またはファックスは使えるけどメールは苦手という人はぜひぜひ。