ブリット・ポップ支えたザ・ヴァーヴ再結成、レッド・ツェッペリンも?

2007/06/26 23:56 Written by コジマ

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1990年代に英国を襲ったブリット・ポップの波、このブームをオアシスやブラーとともに支えたザ・ヴァーヴというバンドがいる。現在ソロ活動をしているリチャード・アシュクロフトをはじめ、ゴリラズやザ・グッド・ザ・バッド・アンド・ザ・クイーンといったデーモン・アルバーン(ブラー)のサイドプロジェクトに参加しているサイモン・トングらが所属していたバンドで、3枚のアルバムを残して99年に解散したのだ。

天才といわれるリチャード・アシュクロフトは、あの気難しいことで有名なオアシスのギャラガー兄弟と才能を認め合っており、代表曲の「ビター・スウィート・シンフォニー」はリアム・ギャラガーが「30回連続で聴き続けた」と絶賛したほど。05年の「LIVE 8」では、コールドプレイのステージにリチャード・アシュクロフトが登場し、この曲を共演して会場をおおいに盛り上げたのだ。

そのヴァーヴが再結成されることになった。しかも、解散の原因となったギタリストのニック・マッケイブが戻ってきてのリユニオン。サイモン・ジョーンズとピート・サリスベリーも参加し、すでに先週、ロンドンのスタジオでレコーディングをしたというのだ。

残念ながら、サイモン・トングが参加していない(今後も参加する予定はないのだそう)ので完全な再結成ではないのだけど、11月に英国内でアリーナツアーを行うことも決定しており、来年には来日公演を行うかもしれない。リチャード・アシュクロフトが06年にリリースした3枚目のソロ・アルバム『キーズ・トゥ・ザ・ワールド』が最高だったので、ヴァーヴの新たな音にも期待大なのだ。

一方、ビートルズと並ぶほど世界中で根強い人気を誇っているレッド・ツェッペリンにも再結成の話が持ち上がっている。とはいってもこちらは1日限りのようで、ジミー・ペイジやロバート・プラント、ジョン・ポール・ジョーンズとオリジナルメンバーが終結し、80年に他界したジョン・ボーナムの穴は、息子のジェイソン・ボーナムが埋めるとのこと。これは、88年にアトランティック・レコードの創立40周年記念コンサートと同じメンバーなのだ。

今回は、昨年に亡くなった同社の創立者アーティメット・アーティガンの追悼コンサートでライブを行う予定なのだけど、ロンドンで開かれるということ以外は、日程も出演者も未定とのこと。また、活動再開が噂されているイエスも、このコンサートでの復活が期待されているのだ。

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