米国人も負けてない? 「変な」子供の名前が急増中。(女の子編)

2007/06/26 10:56 Written by Maki K Wall@駐米特派員

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前回のコラム「米国人も負けてない? 『変な』子供の名前が急増中。(男の子編)」でご紹介した興味深い男の子の名前たち。今回は女の子の命名アイデアを見ていくことにしましょう。果たしてアメリカ人が生み出した、これまた「奇抜」な名前とは?

まず、男の子の命名法で「スペルに変化を付ける」「ラストネームを採用する」というテク(?)は、女の子にも使われるようです。過去のコラム「2005年度、アメリカの命名人気ランキング −女の子編−」でご紹介した「エリカ」という名前は"Erika"、"Erica"、"Ericka"、"Erykah"……といろいろなバージョンがありましたが、これがよい一例でしょうか。ラストネームを採用するというのでは、ウォール家の近くに住んでいる「マッケンジー」ちゃんのように、男の子みたいな印象を与えるのが多いですね、あと「フェニックス」ちゃんだとか。

このほかに場所の名称を使用した名前「ブルックリン」「フェニックス」、それから子役俳優の「ダコタ」・ファニングもそうですねぇ。また、食べ物やお酒(!)の名前も人気で、「アップル」(グウィネス・パルトローの娘)、「ブランディ」「マルガリータ」「シェリー」なんかがポピュラーだそうです。驚いたことに "Saki" という、日本語の「酒」から由来したお名前もあるとか。確かにアメリカ人「サケ」と発音せずに「サキィ」って発音するけどさ(汗)。

最後に最近のトレンドの中でも、ぶっ飛びな命名法をご紹介。男女の名を問わず、英単語を逆にスペリングするという方法です。例えば "Nevaeh" という名前は「天国」を意味する "Heaven" を右から読んだモノ。これは女の子の命名ランキングで、2001年の266位から、2006年には43位までアップした人気急上昇中の名前なのです。個人的には "Iris" (アイリス)を逆さまにして "Siri" と命名したというケースも聞いたことがあります。

この逆さまスペリング、今後も人気が続きそうなんですが、となると近い将来 "Nivek"(ケヴィン "Kevin")、"Salim" (マイルズ "Miles")、"Sivert" (トラヴィス "Travis")、"Leira"(アリエル "Ariel")なんてネーミングが一般的になってくるかも。なんか、凄いエキゾチックな感じだなぁ……。

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