回線速度を測ってくれるスピードテストや各種占い、心理テスト、寿命診断など、ネット上には名前や言葉を入力すると診断してくれるサービスがたくさんある。昨年は、入力したものの成分を分析してくれる「成分解析」が流行したのだ。

こうした中、住所を点数化するというサービスが始まった。コンテンツ制作などを行うバランステクノロジーが提供しているもので、サイト名は「住所パワー」。住所を入力すると、半径1.5キロメートル以内にある飲食店、美容室、銀行、書店、デパート、コンビニ、映画館、老人福祉施設、スーパー、レジャー施設、レンタルビデオ、保育園・幼稚園、駅、ラブホテル、風俗、宗教施設の件数が地図とともに表示され、宗教施設を除く15項目のポイント数に応じて住所パワーが算出されるのだ。雰囲気でだいたい分かると思うけど、ラブホテルと風俗はマイナスポイントとなっている。

例えば、中央区銀座1-1-1は、飲食店100件以上、美容室100件以上、銀行100件、書店33件、デパート40件、コンビニ72件、映画館11件、老人福祉施設8件、スーパー7件、レジャー施設35件、レンタルビデオ0件、保育園・幼稚園3件、駅48件、ラブホテル0件、風俗1件となっており、住所パワーは4894pt。ぼくが住んでいる場所は3213ptだったので、1000pt以上の開きがある。うーむ、さすが銀座なのだ。

ただ、各項目の件数には疑問点もあって、ぼくの実家（2005pt）を調べてみると、デパートなんてないのに2件となっており、逆に20件はある飲食店が5件しか表示されない。同級生の実家が経営している飲食店だけで5件になるのに……。

こうした細かい正確さはともかくとして、その土地のおおまかな指標が見えてくるので引っ越しする際の参考になるかもしれない。バランステクノロジーは今後、いま住んでいる土地と他の地域の住所パワーを対決させるツールのリリースも予定しているとのこと。番地が違うだけで住所パワーも変わってくるので、いろいろと遊べそうなのだ。