「ちびまる子ちゃん」が新聞の4コマ漫画に、中日新聞など8紙で連載。

2007/06/19 13:52 Written by コ○助

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1986年に「りぼん」(集英社)で連載がスタートした「ちびまる子ちゃん」は20周年も過ぎ、「長寿マンガ」の仲間入り。マンガもアニメも、そして昨年から始まった実写化の試みも高い評価を受けながら、微笑ましい笑いを提供し続けてくれているなりよね。そして、「ドラえもん」「サザエさん」「アンパンマン」などと並ぶ国民的マンガ・アニメとして、これからも幅広い年代から愛されながら、何年、何十年と続いていくことになりそうなりよ。

ところで、「ちびまる子ちゃん」の原点でもあるマンガの本格連載は1996年に休止して以降、不定期に連載されたり、アニメコミックが連載されたりする程度で、オリジナルの新作はなかなか書かれることがなく。マンガでじっくり「ちびまる子ちゃん」の世界を堪能したいファンにとっては寂しい状況が続いているなりが、ここに来て驚くべき展開が待ち受けていたなりよ。これまでの一話完結のストーリーモノではなく、4コマ漫画が新たに始まるというなりね。あの世界観やおなじみのキャラクターが4コマに……。ちょっと面白そうじゃないなりか。

連載される媒体は、なんと新聞。7月1日から中日新聞、東京新聞、北海道新聞、西日本新聞、中国新聞、徳島新聞、河北新報、神戸新聞の8紙の朝刊で毎日連載されることになったなりよ。しかも毎週日曜日はカラーで掲載されるという豪華仕様。新聞の4コマ漫画は、その作者が他界するまで、もしくは体力が続く限り連載が続くような「超長寿作品」が多いだけに、新聞連載決定はかなりスゴイことだと考えて良さそうなりよ。

ちなみに、17日付けの中日新聞には作者のさくらももこのインタビューが掲載されているなり。なぜ新聞連載を引き受けたのか、そのあたりについての理由を語っているなりよ。

「毎日一本作品を描くというのは、自分の創作意識の新しい軸になるだろうと思い、試みることにしました」
「(舞台設定の昭和40年代は)そろそろ古すぎて、若い人たちにはわかりづらくなってきたかなと思います。なので、時代色は控えめにしようと思っています」
「社会問題に関しては、個人的にはもちろん、いろいろ思うことはあるのですが、多くの方々がそれぞれの意見をお持ちだと思うので、あえてそれを『ちびまる子ちゃん』で取り上げようとは今のところ考えていません」

というわけで、新聞だから方向性を変えるということもない様子。急に社会問題や国際問題について触れる……といった「ちびまる子ちゃん」の世界では唐突感のある話題が登場することは、ひとまずなさそうなので安心なり。

4コマ漫画版の「ちびまる子ちゃん」が気になる人は、ぜひ該当紙の購読を検討してみてはいかがなりか?

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