星野ジャパンのプレ五輪メンバー発表、プロ2軍と大学生で編成。

2007/06/07 19:33 Written by コジマ

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反町康治監督率いるサッカーU-22日本代表が全勝で最終予選へ進出するなど、2008年の北京五輪に向けて各競技の選手たちがしのぎを削っている。そんな中、星野仙一監督率いる野球も先日、11月に台湾で行われるアジア予選の代表候補60人が発表された。各球団の中心選手が選出されるという豪華なメンバーは、メダルへの期待をいっそう高めてくれるのだ。

予選が開始される前の8月18〜23日には、テストイベントのプレ五輪(グッドラック北京2007)が行われる。日本のほかは中国、フランス、チェコしか出場しないのだけど、本番の会場となるウーケソン野球場を使うとあって重要な大会となっているのだ。

そのプレ五輪を戦う代表選手(派遣一次登録選手)30人が、6月7日に発表された。メンバーは以下のとおり。星野監督がずっとラブコールを送り続けていた早大の斎藤佑樹投手は、全日本大学野球連盟の推薦選手からは外されたため(プレ五輪代表は推薦がなければ選出できない)、今回の代表からは漏れたのだ。

●投手(15人)
植村祐介(日本ハム)/高橋秀聡(ソフトバンク)/大田原隆太(ソフトバンク)/内竜也(ロッテ)/菊地正法(中日)/若竹竜士(阪神)/村中恭兵(ヤクルト)/越智大祐(巨人)/佐藤剛士(広島)/加藤幹典(慶大)/久米勇紀(明大)/大場翔太(東洋大)/長谷部康平(愛知工大)/宮西尚生(関学大)
●捕手(3人)
渡部龍一(日本ハム)/金沢岳(ロッテ)/斉藤俊雄(横浜)
●内野手(6人)
細谷圭(ロッテ)/柴田亮輔(オリックス)/大和(阪神)/大塚淳(ヤクルト)/坂本勇人(巨人)/小窪哲也(青学大)
●外野手(6人)
佐藤吉宏(日本ハム)/岡田貴弘(オリックス)/高橋勇丞(阪神)/田中大二郎(巨人)/吉田圭(広島)/加治前竜一(東海大)

8月はプロ野球のペナントレースの重要な時期であり、社会人の都市対抗が開催されるため、プロの1軍に上がる可能性が低い2軍選手と大学生が中心となっている。

知名度の低い選手ばかりで、星野監督も「全員知らないよ。すべては合宿で判断せなアカン」(日刊スポーツより)としているけど、オリックスの岡田貴弘外野手、巨人の坂本勇人内野手といった将来の中軸候補も選出されているのだ。阪神からは、MAX148キロの速球が武器の大型右腕、若竹竜士投手と、堅実な守備と俊足が魅力の大和内野手(昨オフに前田大和から登録名を変更)、強肩・俊足に加え若手離れしたスイングスピードを誇る高橋勇丞外野手が選ばれている。

また、捕手以外の全ポジションで選出された大学生では、先日の早慶戦で斎藤佑樹投手と投げ合った慶大のエース・加藤幹典投手や東都大学春季リーグで史上最多となる114奪三振を記録した東洋大の大場翔太投手、首都大学リーグ屈指の強打者である東海大の加治前竜一外野手が選ばれるなど、スカウトマンも注目のメンバーとなっているのだ。

中日2軍の4番打者、堂上直倫内野手など、今回の代表入りに有力視されていながら外れてしまった選手もいるのだけど、このメンバーでプレ五輪を制すれば、本番への弾みにもなりそうなのだ。

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