お値段は約120億円、ダイヤモンドを散りばめた「頭蓋骨」アート。

2007/06/04 14:06 Written by Maki K Wall@駐米特派員

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ダミアン・ハースト。英国の現代美術に詳しい人なら、必ず効いたことのある名前でしょう。死んだ動物をホルマリン漬けにして展示するというアート・シリーズが有名で、その斬新でスキャンダラスな内容から批判も多く受けています。特に牛と子牛をそれぞれ真っ二つに切断し、それをホルマリン漬けにした "Mother and Child, Divided" という作品は有名。

芸術観念のあまりないウォール真木にとって、多くのアートは「ワケわかんないけど、なぜか値段の高いモノ」というスタンスでございます。牛のホルマリン漬けがなぜ芸術かと?? まあ、いいんですが。

そのハースト氏なのですが、今回また新しい作品を発表しました。今回の作品は「頭蓋骨」。といってもタダの頭蓋骨じゃございません。なにしろ8、601個のダイヤモンドが散りばめられた豪華きわまる一品なのです。お値段9,800万ドル(日本円にして約120億円!)。

なんでもメキシコのアステカ文明にインスピレーションを受けたとかで、「死」をテーマに数多くの作品を発表しているハースト氏は、今回の頭蓋骨で、

「永遠の生はないが、死滅に対する勝利の感情」

を表現したかったのだそうです。……何それ(汗)?

ちなみにこの頭蓋骨の「モデル」となったのは推定35歳の男性で、18世紀のヨーロッパに実在した人物なのだそうです。歴史的に有名な人なのでしょうか。それから使われているはは全部、本物。

しかし120億円……。買う人いるのぉ!?

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