メジャー昇格目指す多田野数人投手の「超遅球」に実況アナも驚く。

2007/06/04 03:55 Written by コ○助

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日本のプロ野球を経験せずにメジャーリーガーとなった2人目の選手(1人目はマック鈴木投手)として、2004〜2005年シーズンにインディアンスで15試合に登板した多田野数人投手。プロ野球に入ることができなかった事情は各所で報道されているとおり、立教大学時代に出演したゲイビデオが問題視され、全球団がドラフト指名を回避したためだったなりよね。でも、渡米後の2004年に米国でもこの事実が伝わってしまったことから、自らゲイビデオに出演した過去と、同性愛者ではないことをメディアに向けて発表。結果、現在は米国でも奇異の目で見られることなく、一野球選手としてプレーを続けているなりよ。

当時所属していたインディアンスからは2006年4月に戦力外通告を受けてしまったなりが、すぐにアスレチックスとマイナー契約を結び、今年もアスレチックス傘下の3Aサクラメントでプレーしているなりね。今年はかなり好調なようで、3Aではここまで3試合に登板、2勝0敗、防御率1.93の好成績(2Aロックハウンズでは7試合に登板、3勝2敗、防御率4.14)。再びメジャーリーグの舞台に立つために奮闘しているなり。

さて、そんな多田野投手が5月31日に行われた試合で変わったボールを披露したことが話題になっているなりよ。このボールには特に名前が存在していないなりが、言うなれば「超山なりのスローボール」といったところなりか。

スピードの遅いスロー系の球種にはチェンジアップやスローカーブなどがあるなりが、多田野投手が投じたのは始球式でもお目にかかったことのないような異常な山なりのボール。それでもキャッチャーミットに収まるあたりは、なかなかのコントロールと認めざるを得ないなりよ(笑)。ごくごくたまに、プロ野球でも米国でもこの手のボールを投げる投手はいるなりが、珍しい例には違いなく、この試合を中継していた実況のアナウンサーも驚いていたなりね。

ちなみに、実は多田野投手は過去にもこのボールを投げたことがあるなりよ。インディアンス時代の2004年9月2日に行われたヤンキース戦でのこと。メジャーを代表する偉大なる選手、アレックス・ロドリゲス内野手に対して、推定80キロとも言われる「超山なりのスローボール」を投じたなりね。このときはサードゴロに打ち取り、多田野投手の投球にアレックス・ロドリゲス選手が幻惑させられたカタチに。今回も次のボールとのスピード差に戸惑った相手打者を三振に取っており、多田野投手は自信を深めたに違いないなり。

恐らく多田野投手自身も、それほどの武器になるボールだとは考えていないからこそ多投はしないのだと思うなりが、今シーズンは久しぶりに「超山なりのスローボール」を投げる「余裕」が生まれてきたとも考えられるだけに、この調子を持続して、そう遠くないうちにメジャー昇格を掴めると良いなりね。

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