元NBAのデニス・ロッドマンがK-1参戦表明、6月にデビューか。

2007/05/31 17:39 Written by コジマ

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ラフなプレースタイルや奇抜な色に染めた髪、全身に入れたタトゥー、コート外での奇行など、米バスケットボール協会(NBA)史上最大の問題児として有名なデニス・ロッドマン。スラム出身で、ホームレスを経験するほどの生活から一転、当時のNBAで最高のディフェンダーとして、シカゴ・ブルズの黄金時代を含む5度の優勝を経験し、NBA史上最高のリバウンダーとの呼び名も高い名選手となった。「スラムダンク」の主人公・桜木花道のモデルとしても知られているのだ。

ブルズのあとはロサンゼルス・レイカーズ、ダラス・マーベリックスを経てNBAを去り、2003年には独立リーグのABAのロングビーチ・ジャム(当時)と契約し、田伏勇太選手とともにプレーしていた。

そんなロッドマンが、K-1を主催するFEGと契約し、K-1や総合格闘技のHERO'Sに参戦することを表明したというから、驚きなのだ。ロッドマンは、97年には米プロレス団体WCWと契約し、ハルク・ホーガンとのタッグで元NBA選手のカール・マローンと対戦しているのだけど、本格的な格闘技への参加は初めてのこと。

まだ対戦は決まっていないものの、6月2日にロサンゼルスで行われる「Dynamaite!!USA」のリング上でファンに挨拶するとのこと。早ければ、6月23日に行われるK-1オランダ大会でデビューするようなのだ。

46歳という年齢が気がかりだけど、デトロイト・ピストンズ時代、アイザイア・トーマスやビル・レインビアとともに「バッドボーイズ」の一角を担い、のちのチームメイトとなるスコッティ・ピッペンを試合中に観客戦まで突き飛ばし、大ケガをさせるという“戦歴”を持っているロッドマン。こうした気性の荒い性格と、203センチメートル、100キログラムという巨体は、対戦相手にとって驚異となりそうなのだ。

NBA復帰を密かに願っていたファンにとってはちょっと残念な話だけど、マイケル・ジョーダンみたいに一度離れてまたバスケに戻ってくる可能性もある。なにはともあれ、映画出演に続くロッドマンの新たな挑戦を応援したいのだ。「スラムダンク」の続編として、桜木花道が格闘家になるストーリーが発表されたら面白いかも。

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