ウィルコム、6年ぶりの東芝製音声端末「WX320T」を発売へ。

2007/05/31 16:21 Written by コ○助

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「DDIポケット(ウィルコム)といえばデータ通信」という印象が強くなり、データ通信用のカード端末ばかりが売れていた頃。その陰に隠れて陽が当たることも、新端末の投入もあまりなく、ひっそりと生きながらえてきたウィルコムの音声端末なりが、2005年5月に始めた音声通話定額制「ウィルコム定額プラン」がブレイクしてからは音声端末の地位も徐々に上がり、ユーザーからの音声端末への欲求が高まってきたなりよね。最近はずいぶんと状況が改善され、コンスタントに音声端末が登場。古くからの音声端末ユーザーを中心に喜びの声が上がっているなりよ。

とはいえ、かつては京セラ、三洋電機、松下電器産業、東芝、ケンウッド、カシオ計算機、日本ビクター、三菱電機、バンダイ、アイワなど、多彩な企業がDDIポケット向けに端末を投入していたことを考えれば、現在のラインアップに日本無線、京セラ、ネットインデックス、シャープ(※W-ZERO3シリーズ)の4社しか名を連ねていないのは、寂しい状況と言わざるを得ないなりよね。ユーザーとしては、また少しずつでも端末の供給会社が増加していくことを願うばかりなりが、4月に行われた「WILLCOM FORUM & EXPO 2007」で明かされていたとおり、31日、新たに東芝が端末供給メーカーとして名を連ねることが正式発表されたなりよ。

発表されたのは折りたたみ型の音声端末「WX320T」。DDIポケット時代には人気の高かった東芝製端末が、約6年ぶりに帰ってきたなりよ。それでは簡単にスペックや特徴をまとめておくなりね。

◎「WX320T」(東芝製)
・2.4インチ、QVGA対応のTFT液晶を搭載。
・130万画素のCMOSカメラを搭載。
・数字キーはドーム上に膨らんだ「でかキー」を搭載。
・赤外線通信機能を搭載(ウィルコムの音声端末では初)。
・高度化通信規格「W-OAM」をサポート。
・フルブラウザ「NetFront V3.4」を搭載。
・ビジネス文書の閲覧が可能な「ドキュメントビューア」を搭載。
・予測変換機能にAdvanced Wnnを採用。
・Javaアプリ(MIDP2.0)に対応。
・ICレコーダー機能を搭載。
・外部メモリはmicroSDカード。
・本体色はブラックとホワイト。
・7月上旬から発売予定。

目玉となるのは、昨今の携帯電話では当たり前の機能になりつつあるものの、ウィルコムの音声端末では初めて搭載された赤外線通信機能。アドレス帳の撮影した写真などの交換ができるなりが、ウィルコム同士だけではなく、一部の機種を除いてほかのキャリアの携帯電話端末ともデータのやり取りができるなりよ。スペック的にも携帯電話の中位モデルくらいのスペックは備えており、実用上は特に不便を感じることなく利用できそうなりね。

ウィルコムの、そして東芝の新しい音声端末を待ち望んでいた人は、ぜひチェックしてみてくださいなり。

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