iTunesの最新バージョン公開、VistaとDRMフリー楽曲に対応。

2007/05/31 00:17 Written by コジマ

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iPodの爆発的な人気により、音楽再生・管理ソフトとして普及しているiTunes。取り込んだ曲の情報やアートワークを自動的に取得してくれたり、CDを選ぶようにアルバムを選択できるCover Flow機能が搭載されていたりと、ぼくも愛用しているのだ。

そんなiTunesの新バージョンが、米アップルからリリースされた。7.2となった今回の大きな変化は2つ。Windows Vistaに対応していることと、英EMIと共同で発表したデジタル著作権管理なしで提供される音楽ファイル、いわゆるDRMフリー楽曲のサポートなのだ。

DRMフリー楽曲は「iTunes Plus」と名前でiTunes Storeで提供する予定で、すでに最新アルバム『メモリー・オールモスト・フル』を含むポール・マッカートニーの全作品の配信が決定している。ビートルズのネット配信に向け、iTunesも一歩前進した形となったのだ。

「iTunes Plus」は、1曲1.29ドルで販売されるほか、すでに持っているDRM付き楽曲も30セントを支払うことでDRMフリー版に変更できる。従来の128kbpsの倍となる256kbpsで提供され、オリジナル音源と区別がつかないほどの高音質だとされている。ITunes7.2は、「iTunes Plus」の楽曲を初めて購入する際に、今後購入するすべての曲を「iTunes Plus」バージョンで入手するよう選択することも可能なのだ。アップルによると、今年末までにiTunesの楽曲の半分以上をDRMフリーで提供する予定だとか。

インターフェイスが変わらないため、どうもバージョンアップした実感がない。早くDRMフリー楽曲をダウンロードして、最新バージョンの効果を試したいところ。ポール・マッカートニーの作品は、6月6日に日本でも配信を開始する予定なのだ。

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