ミス・ユニバースで48年ぶりに日本人が優勝、静岡出身の森理世。

2007/05/29 23:09 Written by コジマ

このエントリーをはてなブックマークに追加


世界の代表がしのぎを削る美の祭典、ミス・ユニバース世界大会。始まったのは1952年で、毎年開催のミス・コンテストとしては最も古く、授賞式のもようはテレビを通して6億人が見守るという世界が注目するイベントとなっているのだ。

日本からはミス・ユニバース・ジャパン(世界大会代表選考会)で優勝した人が参加するのだけど、これまでに女優の萬田久子(78年)や写真家の織作峰子(81年)も代表に選ばれており、53年には「八頭身美人」の流行語を生み出した伊東絹子が世界大会で初入賞(3位)。59年にはのちに宝田明の妻となった児島明子(歌手・児島未散の母)が優勝を遂げている。

伊東絹子は身長164センチメートルでスリーサイズは86、58、97、児島明子は身長168センチメートルでスリーサイズは93、58、97と、当時の日本人女性の平均身長(153センチメートル台)と比べるといかに素晴らしいプロポーションだったかが分かるのだ。

昨年は、甲冑姿で登場して話題となった知花くららが準優勝を果たし、現在は映画やCMなどで活躍している。

今年も各国・地域の予選を勝ち抜いてきた77人の代表が会場となったメキシコ市に集い、15人、10人、5人と絞り込まれていったのだけど、日本代表として参加していた森理世が、児島明子以来の48年ぶり、2人目となる優勝を果たしたのだ。

第56代ミス・ユニバースに選ばれた森理世は静岡市出身の20歳で、カナダのセンティニアル高校やクウィンティ・バレエ・スクールでダンスを学んだダンサー。昨夏には、ブロードウエーダンサーを多く輩出しているニューヨークのダンススクールでトレーニングを受けていたのだ。

174センチメートルの長身とダンスで鍛えたプロポーションは見事で、ミスユニバース日本代表となったことからすでにファッションショーやイベントにも出演しており、4月には銀座で行われたイベントで知花くららとの共演も果たしているのだ。そのもようは毎日新聞に掲載されているのだけど、いやはや、2人ともタラバガニみたいに足が長いのだ。

さて、28日に行われた世界大会ファイナルでは、森理世を含め、ベネズエラ、韓国、ブラジル、米国の各代表5人が最終選考に残っていた。どの人もものすごい美人で、特にブラジル代表は爆発しそうな胸をしているのだ。

米国、韓国、ベネズエラと5位から順に発表されていき、最後にブラジル代表の準優勝を発表。母と祖母、ダンス教室の教え子たちが見守る中、森理世の優勝が決定したのだ。前回優勝者のスレイカ・リベラから、ミキモトが製作した25万ドル(約3000万円)相当の王冠「ミス・ユニバース・クラウン」が贈られている。

優勝の瞬間について、「手が震えて、体が震えて、はっきり覚えていません。今は感謝の気持ちでいっぱいです」(毎日新聞より)と語った森理世。ダンサーなので知花くららのような露出はなさそうだけど、これから注目の人となっていきそうなのだ。

TOPへ戻る
このエントリーをはてなブックマークに追加

Copyright © Narinari.com. All rights reserved.