1台の端末に2つの番号を設定できる新サービス「2in1」や着うたフルの定額制などに対応した「904i」シリーズ5機種を4月に発表し、今年の夏商戦に臨むNTTドコモ。豊富なラインアップを揃えたau(15機種)やソフトバンク(12機種)に比べると、NTTドコモはやや寂しいラインアップだったなりが、最上位モデルの「904i」シリーズに続き、シンプルな機能と国際ローミングがウリの「SIMPURE」シリーズに新機種を投入してきたなりよ。
発表されたのは、同シリーズでは5機種目にあたるLG電子製のスリムスライド端末「SIMPURE L2」。国際ローミングサービス「WORLD WING」に対応しているため、エリア内ではGSM方式での通話も可能なほか、日本への国際通話の際に便利な「国際ダイヤルアシスト」や、待受画面に日本と海外の都市の時刻を表示できる「デュアルクロック」、現地の通貨を円に換算してくれる「単位変換ツール」、世界58都市の時計が表示される「世界時計」など、海外滞在時に実用的な機能を備えているなりね。
この端末が目を引くのは、シンプルながら所有欲をくすぐるようなデザイン。一時はauの専売特許だった「デザイン端末」も、各社が軒並み力を入れるようになって珍しいモノではなくなってきたなりが、「SIMPURE L2」もNTTドコモの力の入り具合が伝わってくる端末なり。
それもそのはず、「SIMPURE L2」のデザイナーにはフランス・パリ出身で、日本で活躍する気鋭の建築&インテリア&プロダクト&グラフィックデザイナーのグエナエル・ニコラ氏を起用しているなりよ。グエナエル・ニコラ氏と聞いても一般的にはピンと来ないかもしれないなりが、最も多くの人が目にしているであろう代表作は初代の「ゲームボーイアドバンス」。発売当時、旧ゲームボーイから刷新された「ゲームボーイアドバンス」は、飽きの来ない、かつ操作感を邪魔しないデザインで上々の評判だったなりよね。ほかにはauのロゴデザインやユニクロの「ブラックショップ」のデザインなどを手がけているなり。
「SIMPURE L2」は、サイド部分になめらかな曲線を加えたケータイでは珍しい形状を採用。そうすることで、これまでの端末以上に手になじむフォルムを実現しているなりよ。また、指の動きに合わせた押しやすいレイアウトと、高いグラフィック性のキーデザインを採用。デザインによって快適な操作感が失われることのないよう、細心の注意が払われているなり。
海外での利用も想定はされているなりが、シンプルな機能を求めるユーザーには国内だけの利用でも十分に満足できそうな「SIMPURE L2」。気になる人はぜひチェックしてくださいませ。