「（価格が）安い」「（終わるまでの時間が）速い」「（街中から）近い」の3つをキーワードに、最近、街中でやけに目立つようになってきた「ワンコインフィットネス」。身体の脂肪は気になるけど、フィットネスジムに通うには時間やお金の余裕がない……と嘆く忙しい現代人や若者にウケ、店舗数が急拡大しているようなりよ。

「ワンコインフィットネス」とはなんぞや、という人もまだまだいると思うので、簡単に説明しておくなりね。現在、「ワンコインフィットネス」はいくつかのチェーンが展開しているなりが、だいたいどこもフィットネス器具メーカーのユニゾントラストが販売する「Vバランス」のような機器を使用。これは小刻みに震える台の上に立って振動を身体で受けると、お腹や筋肉などのさまざまな部位が震え、カロリーを消費するというもの。振動数の調整ができ、最大で「ウオーキング約2時間（約1万5600歩）分」（産経新聞より）に相当する運動量が10分で出来てしまうというなりよ。

ブームの発端は昨年9月、大阪・心斎橋に「Vバランス」を20台以上設置した「ワンコインフィットネス」がオープンしたこと。物珍しさもあって夕方のニュースや雑誌などのメディアに多数取り上げられるようになり、わずか半年の間にブームは大阪から首都圏へと飛び火。さらには地方にも進出をはじめ、今では全国の主要都市で見られるようになってきたなりね。その設置店舗は150か所以上に上るのだとか。

実は、コ○助も何度か「ワンコインフィットネス」には行ったことがあるなりよ。昨年のうちにテレビで見てその存在は知っていたなりが、始まりが大阪だったこともあり、どのようなものか興味を抱きつつも試してみる機会がなく。頭の隅っこで気になる存在で在り続けていたなりが、今年の頭頃に東京で偶然店舗に遭遇し、すぐに試してみたなりね。

実際に「ウオーキング約2時間分」もの効果が出ているのかどうかは自分では分からないものの、10分間終了したあとには「身体を動かした」ような疲労感は確かに（少し）あるなり。この手の運動は継続して、しかも短いサイクルで通わなければ意味がなさそうな気もするなりが、自分の「最近運動をしていない」という後ろめたさを昇華させるには意味がありそうなりね。気持ちの問題なりよ、気持ちの（笑）。以降、街で見かけてタイミングが合ったときには、たまに行くようになったなり。

10分間で500円という価格を安いと見るか、高いと見るかは人それぞれ。でも、単純に台に乗って振動を受けるのは気持ちが良いし、なかなか楽しいものなりよ。着替える必要がなく、思い立ったらすぐ行けるので、メタボが気になる人は一度試してみてはいかがなりか？