高倍率ズームや広角レンズなど、画素数以外の部分でデジカメの新たな魅力を開拓してきた松下電器産業の「LUMIX」シリーズ。意欲的な製品展開により、ライトユーザーからプロユーザーまで幅広く支持を集めているなりが、またひとつ、魅力的な新製品が発表されたなりよ。
発表されたのは、現在発売されているコンパクトデジカメでは世界最高の画素数となる「DMC-FX100」。先日ソニーから発表された「サイバーショット DSC-W200」の1,210万画素をわずかに上回る製品なりよ。また、単に小さい筐体に高スペックを詰め込んだだけでなく、松下電器産業としては初めて男性をメインターゲットにしたという、新たな「挑戦」をした製品なりね。それでは簡単にスペックや特徴をまとめておくなり。
◎「LUMIX DMC-FX100」(松下電器産業製)
・1,220万画素のCCDを搭載(最大記録解像度は4,000×3,000ピクセル)。
・光学3.6倍ズームを搭載。
・レンズは「ライカ バリオ・エルマリート」。
・最大ISO6400で撮影可能な「新・高感度モード」を搭載。
・「動き認識」「光学式手ブレ補正」「好感度モード」のトリプルブレ補正を搭載。
・映像エンジンに「ヴィーナスエンジンIII」を採用。
・1秒間に8枚の高速撮影が可能な「高速写射モード」を搭載(200万画素で記録)。
・27MBの内蔵メモリを搭載。
・外部メモリはSDHC/SDメモリカード、MMC。
・本体色はブレードシルバー、ミラージュゴールド、エスプリブラックの3色。
・6月中旬から発売予定。
外観には「モノ選びや機能にこだわる男性」を意識して「高級感かつ存在感のあるデザイン」を採用。従来の「LUMIX」シリーズも決して「遊び」のあるようなデザインではなかったなりが、「DMC-FX100」はさらに落ち着いた雰囲気を醸し出しているなりよ。機能的な部分に目を向けると、このサイズでは仕方ないところではあるなりが、光学ズームは3.6倍とやや弱め。ただ、ほかの機能は最高レベルに近いモノ揃いなので、その点をあまり気にしないのであれば「ストロングバイ」と考えて良さそうなり。
ちなみに、松下電器産業は直販サイトのパナセンスで「DMC-FX100」のモニター販売を実施するなり。これは応募者が希望の購入金額で入札を行い、入札金額の高い順にモニターに当選する仕組み。モニタ―募集人数は各色50名の計150名で、入札下限価格は3万円、上限は4万3000円と決められているなりが、店頭予想価格は4万8000円前後と見られているので、少しでも安く手に入れたければ、ぜひ応募してみてはいかがなりか?