先ほどauの夏モデル発表をお伝えしたばかりなりが、奇しくも同じ5月22日に、ソフトバンクも夏モデルを発表したなりよ。マイクロソフトの最新モバイルOS「Windows Mobile 6」を搭載したスマートフォン2機種を含む、全12機種からなるラインアップ。ただし、その内訳はシャープが6機種、東芝が4機種と、ほかのキャリアに比べるとメーカーの選択肢がない状況となっているなりね。春モデルには端末を投入していたNECやノキア、サムスン電子は、今回は投入が見送られたようなり。
ソフトバンクの2007年夏モデルの特徴は次のとおりなり。
◎「912SH」(シャープ製)
・3インチのワイドVGA(480×800ピクセル)モバイルASV液晶を搭載。
・液晶テレビ「AQUOS」の技術を活用。
・オートフォーカスと手ブレ補正に対応した320万画素CCDカメラを搭載。
・液晶画面を横方向に90度回転できる「サイクロイドスタイル」を採用。
・ワンセグ視聴中にメールやウェブができる「2画面表示」に対応。
・HSDPA方式の高速データ通信サービス「3Gハイスピード」に対応。
・Bluetoothを搭載。
・顔認証などのセキュリティ機能を搭載。
・外部メモリはmicroSDカード。
・本体色はメタルグレー、メタルブラック、ホワイトシルバー、メタルブルー、メタルレッド、メタルピンクの6色。
「912SH」はソフトバンク夏モデルの最上位機種。ワンセグを美しい液晶で楽しめるほか、視聴しながら何かをする「ながら操作」がしやすい「2画面表示」にも対応しているなりね。また、下り最大3.6Mbpsでの通信が可能な「3Gハイスピード」にも対応しているなり。
◎「FULLFACE 913SH」(シャープ製)
・世界初の「フルフェイス・スライド型」ケータイ。
・2.8インチのワイドQVGA モバイルASV液晶を搭載。
・200万画素のCMOSカメラを搭載。
・HSDPA方式の高速データ通信サービス「3Gハイスピード」に対応。
・ワンセグに対応。
・Bluetoothを搭載。
・顔認証などのセキュリティ機能を搭載。
・外部メモリはmicroSDカード。
・本体色はビビットピンク、ブラック、シルバー、ピンク、グリーン、ライトブルー、オレンジ、ゴールドの8色。
「FULLFACE 913SH」は世界初の「フルフェイス・スライド型」を謳う、新しいタイプの端末なり。「フルフェイス・スライド型」は液晶画面をスライドすると、数字キーや開始・終了ボタンなどのすべての操作キーを収納した下の筐体が登場するスタイル。スライドを閉じた状態では、ボタン類を一切排した液晶画面だけを持っているような、スッキリとしたデザインに仕上がっているなりね。
◎「912T」(東芝製)
・2.8インチのワイドQVGA液晶を搭載。
・オートフォーカス対応の324万画素CMOSカメラを搭載。
・HSDPA方式の高速データ通信サービス「3Gハイスピード」に対応。
・ワンセグに対応。
・Bluetoothを搭載。
・タッチセンサーを内蔵。
・GPSに対応。
・外部メモリはmicroSDカード。
・本体色はシルバー、ブラック、ホワイトシルバー、ブルー、プラム、シャンパン、グリーンの7色。
「912T」は豊富な機能を搭載したワンセグ端末。タッチセンサーの内蔵により、メイン液晶の横に、指でさわることでチャンネル切り替えができる「タッチスイッチ」を搭載したり、方向キーの周辺を指でなぞることで各種操作ができるなりよ。
◎「810P」(パナソニック モバイルコミュニケーションズ製)
・パナソニック初のスライド型端末。
・2.4インチのQVGA液晶を搭載。
・200万画素のCMOSカメラを搭載。
・Bluetoothを搭載。
・外部メモリはmicroSDカード。
・本体色はターコイズ、ブラック、ブロンズ、ホワイト、ピンク、ブルー、レッドの7色。
「810P」はパナソニック モバイルコミュニケーションズとしては初めてのスライド型端末。着せ替えパネルやワンプッシュオープンボタンなど、これまで個性的な端末を投入してきたパナソニック「らしさ」は影を潜めているものの、基本機能はしっかり押さえているので、使い勝手は悪くなさそうな端末なりよ。
◎「fanfun 815T」(東芝製)
・2億4000万通りのバリエーションが楽しめる「フルコーディネートケータイ」。
・背面用パネル300種、電池パック側パネル20種類、ボディカラー12色、携帯デコ110種類、キラキライルミ30種類を用意。
・2.4インチのQVGA液晶を搭載。
・オートフォーカス対応の196万画素CMOSカメラを搭載。
・顔認証やICカードロックなどのセキュリティ機能を搭載。
・外部メモリはmicroSDカード。
・本体色はビビットピンク、オフホワイト、グレー、シャンパンゴールド、シルバー、パールピンク、ブラウン、ブラック、ブルー、ベビーピンク、ホワイト、ローズの12色。
「fanfun 815T」はさまざまなパーツの組み合わせにより、2億4000万通りのバリエーションとなるフルコーディネートケータイがコンセプト。機能的にはシンプルなりが、自分好みの端末が自由に作れるのは、特に若い年代には嬉しいポイントになりそうなりね。
◎「X01T」(東芝製)
・OSにWindows Mobile 6 Professional Edition 日本語版を搭載。
・スライド式QWERTYキーボードを搭載したスマートフォン。
・3インチのワイドVGA(800×480ピクセル)液晶を搭載。
・197万画素のCMOSカメラを搭載。
・HSDPA方式の高速データ通信サービス「3Gハイスピード」に対応。
・無線LAN(IEEE802.11b/g)に対応。
・指紋認証機能を搭載。
・外部メモリはminiSDカード。
・本体色はホワイトとブラックの2色。
「X01T」は、2月にスペインで開催された「3GSM World Congress 2007」でチラリと明かされた、東芝が初めて国内向けに投入するスマートフォン。海外向けにすでに発売されている「G900」をベースに開発された端末のため、ネットでは「G900」の評判を目にすることができるなりが、評判はなかなか良い様子。日本のスマートフォン文化の盛り上げに一役買ってくれるのは間違いなさそうなりね。
◎「X02HT」(HTC製)
・OSにWindows Mobile 6 Professional Edition 日本語版を搭載。
・QWERTYキーボードを搭載したストレート端末。
・2.4インチのQVGA液晶を搭載。
・200万画素のCMOSカメラを搭載。
・HSDPA方式の高速データ通信サービス「3Gハイスピード」に対応。
・Bluetoothを搭載。
・無線LAN(IEEE802.11b/g)に対応。
・外部メモリはmicroSDカード。
・本体色はブラック、ホワイト、オレンジの3色。
「X02HT」はストレート型のスマートフォン。ノキアが発売した「E61」のような、欧米ではよく見られるタイプの端末なりね。メールやウェブブラウズが片手操作派の人には嬉しい端末になりそうなり。
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ほかにもチタンボディを搭載した「814T」(東芝製)や、シャープの「814SH」「815SH」「816SH」、シニア向けの「GENT 812SH s」が発表されているなり。個人的には東芝製のスマートフォン「X01T」が気になるところ。店頭に並ぶ日が待ち遠しいなりね。