目黒寄生虫館の「寄生虫Tシャツ」が人気、映画「蟲師」も後押し。

2007/05/10 23:00 Written by コジマ

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動物に寄生することによって、さまざまな影響を及ぼす寄生虫。マラリアや住血吸虫など恐ろしいものから、トキソプラズマなどの比較的有害性の低いものまで、たくさんの種類が存在するのだ。そうした寄生虫の中でも最もポピュラーなのがサナダムシ。世界的な研究家である東京医科歯科大の藤田紘一郎教授は、サナダムシによるダイエットや免疫反応抑制などを提唱している。完全に無害とは言い切れないので、オススメできないけれど。

こうした寄生虫の実物標本を約300点も展示していることで有名なのが、東京都目黒区にある目黒寄生虫館。1992年のリニューアルによって多くのメディアからクローズアップされ、入場が無料ということもあって多くの人が訪れている。デートスポットとしても人気となっているのだ。ぼくも行ったことがあるのだけど、8.8メートルもあるサナダムシには驚いたなあ。

そんな奇妙な博物館で、奇妙なグッズが人気となっているそうなのだ。それが、寄生虫をプリントした「寄生虫Tシャツ」。中でも、樹脂でかたどったサナダムシをプリントしている「サナダムシTシャツ」は、同館の公式サイトに〈Tシャツから浮き出る加工が施されたサナダムシのリアルさは格別です。〉とあるように、自慢のひと品。朝日新聞の記事には、「さわり心地が本物そっくり」という荒木潤室長の声も掲載されている。

また、背中に「蟲」とプリントされたTシャツも、3月に全国公開されたオダギリジョー主演の映画「蟲師」の影響で人気となったほか、同館のロゴマークになっているフタゴムシなど10種類以上がそろえられており、東京土産として確立しているとのこと。

Tシャツ以外にも魚介類から感染し、激しい腹痛と嘔吐を引き起こすアニサキスの幼虫が封じ込められたキーホルダーも人気で、「売り切れることもしばしば」(公式サイトより)なのだとか。フタゴムシのアクセサリーは、「一度出会ったら一生離れない」特徴から、恋のお守りとして人気なのだ。

東京土産としてだけでなく、ふだんのなにげないプレゼントとしてこんな変わったグッズを贈っても面白いかも。でも、相手がどんな反応するかは保証できないのだ。

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