インドで「柿ピー」が大ブーム? スズキの現地子会社で盛り上がる。

2007/05/07 10:27 Written by コ○助

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三時のおやつに、酒のつまみに、深夜に小腹タイムのお供に……。さまざまなシーンで出くわす、日本の定番お菓子「柿ピー」こと柿の種。醤油味のあられとピーナッツの絶妙な組み合わせは、食べ始めると止まらない不思議な中毒性があるなりよね。コ○助も乾き物のつまみの中では、かなり好きな部類に入るお菓子なりよ。

Wikipediaによると、現在の柿の種の原型となるお菓子が誕生したのは1923年のこと。新潟県長岡市の浪花屋製菓の創業者である今井與三郎が、うっかり踏みつぶしてしまったせんべいの金型をそのまま使用してせんべいを焼いてみたところ、歪んだ小判型のあられができたのが始まりだったと言われているようなり。それから30年の時を経て、ピーナッツ需要が伸び悩んでいた1955年からピーナッツが混ぜられるようになったのだとか。定番のスタイルに落ち着いてからはまだ50年程度と、米菓というジャンルのお菓子にしては、意外と歴史の浅いと言えそうなりね。

さて、そんな柿の種は、米国をはじめとする海外でも販売されているなりよ。ただ、日本ほどの愛され方をしているわけではなく、「海外で人気を博している」「海外でも酒のつまみの定番になった」という話は聞いたことがないなりよね(笑)。でも。極めて局地的なエリアでの話ではあるものの、いま、インドのある場所で大ブームになっているというなりよ。インドと柿の種とはなかなか想像しづらい組み合わせなりが、どうやらインド人の口にもピッタリ合うお菓子だったようなりね。

その局地的なエリア、というのは自動車メーカーのスズキの現地子会社であるマルチ・ウドヨグ社内。この話題を伝えているResponseによると、もともとはインドに出張する日本人スタッフが酒のつまみ用にと買って行ったものにインド人スタッフたちが興味を示し、「カキピー」だと教えてあげたところ、大いに気に入ってしまったそう。そして、瞬く間に「カキピー」という単語が広がり、日本からのおみやげとして人気を博しているようなりよ。

まだインドには正規の柿の種の販売ルートがあるわけではないので大ブレイクとまではいかないなりが、この事例だけでも、インド人の嗜好にはかなりマッチしていると考えて良いのかも。柿の種大手の亀田製菓でん六がインドへの参入を決めれば、ひょっとするとひょっとする……かもしれないなりね(笑)。

果たして海外で、特にインドで柿の種が定着する日は来るのか。今後のブームの広がりが気になるところなり。

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