大物ミュージシャン30組デザインの巨大ギター、今夏ロンドンに登場。

2007/05/03 22:35 Written by コジマ

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フェンダー社の「ストラトキャスター」と並んで、世界のミュージシャンに愛されているギブソン社の「レスポール」。ストラトより甘く重い音が魅力で、レッド・ツェッペリンのジミー・ペイジをはじめ、エリック・クラプトンやザ・フーのピート・タウンゼントなどの多くの大物ミュージシャンが使用。日本でもTHE ALFEEの高見沢俊彦やB'zの松本孝弘、鮎川誠、真島昌利などに愛用されているのだ。

そのレスポールの巨大なオブジェ30本が、6月13日からロンドンにお目見えすることになった。レスポールを愛する大物ミュージシャン30組がデザインを手がけるとあって、世界の音楽ファンから注目されるイベントとなりそうなのだ。

「ギブソン・ギタータウン・ロンドン(Gibson GuitarTown London)」と名付けられたこのイベント、ギブソン社がレスポールの素晴らしい設計を知ってもらうために行われるそうで、最初の「Gutar Town」は2005年に米テネシー州ナッシュビルで開かれた。このときの収益金30万ドルは、慈善団体に寄付されているのだ。

今回参加するミュージシャンは、レスポール中興の祖であるヴェルヴェット・リヴォルヴァーのスラッシュ(元ガンズ・アンド・ローゼズ)やオジー・オズボーンをはじめ、クイーンのブライアン・メイ、アイアン・メイデンのブルース・ディッキンソン、ポール・ウェラー、オアシスのノエル・ギャラガーといった大物から、
ダーティ・プリティ・シングスやハード・ファイ、ジェイムス・ブラント、KT・タンストールといったUKの新鋭まで全30組。うむむ、レスポール愛用者が勢ぞろいなのだ。

この30組がそれぞれ芸術家と組んで、高さ約30メートルもあるグラスファイバー製の巨大レスポール・オブジェのデザインを手がける。完成したものは、タワーブリッジ近くにあるギブソン社のショールーム「More London」に12週間展示されたのち、9月にオークションへ出品されるとのこと。今回の収益金も、慈善団体に寄付される。また、通常サイズの「SG」にも同様のペイントが施されて展示されるそうなのだ。

英国のミュージシャンといえば、最近でもレディオヘッドのトム・ヨークやベイビー・シャンブルズのピート・ドハーティらが芸術作品を発表している。残念ながらこの2人は参加しないのだけど、多彩なミュージシャンたちによるレスポールへの愛が詰まった作品に期待したい。特に、個展を何度も開いているローリング・ストーンズのロニー・ウッドの作品は楽しみなのだ。

参加ミュージシャンは以下の通り。
ブライアン・メイ(クイーン)、ブルース・ディッキンソン(アイアン・メイデン)、スラッシュ(ヴェルヴェット・リヴォルヴァー)、ジェイムス・ブラント、ポール・ウェラー、クリフ・リチャード、ダーティ・プリティ・シングス、グレアム・コクソン(元ブラー)、ニック・メイスン(ピンク・フロイド)、マイク・ラザフォード(ジェネシス)、ロッド・スチュワート、ロキシー・ミュージック、オーシャン・カラー・シーン、ゲイリー・ムーア、コリーヌ・ベイリー・レイ、デヴィッド・カヴァーディル(ホワイトスネイク、元ディープ・パープル)、デペッシュ・モード、ゴリラズ、ハード・ファイ、ジェイムス・モリソン、KT・タンストール、マーク・ノップラー、モーター・ヘッド、ノエル・ギャラガー(オアシス)、オジー・オズボーン、ポール・ロジャース、レイザーライト、ロニー・ウッド(ローリング・ストーンズ)、ザ・クークス、マジック・ナンバーズ

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