売上げ落ち込むセブン-イレブン、「作りたて」商品で巻き返し狙う。

2007/04/25 15:23 Written by コ○助

このエントリーをはてなブックマークに追加


コンビニの数ある商品の中でも、上位人気を誇るのがレジ横に必ず置かれたホットスナックの数々。ローソンの「からあげクン」やファミリーマートの「ファミポテ」など、そのコンビニの看板商品に成長しているモノも珍しくないなりよね。弁当のおかずにもう一品欲しいとき、ちょっと小腹が空いたとき。安価で手軽に食べられるホットスナックに手が伸びてしまう人は多いと思うなり。コ○助もホットスナックにお世話になる機会が多いなりよ。

最近はどのコンビニもホットスナックのラインアップ拡充に努めているため、「ファストフードのライバルはコンビニ」とまで言われるようになってきた昨今。各コンビニとも、できるだけ「作りたて」の商品を販売しようと、簡単な厨房設備を用意した店舗も珍しくなくなってきたなりが、この分野で少し出遅れてしまったのがコンビニ最大手のセブン-イレブンなりよ。ほかのコンビニが「作りたて」にこだわったホットスナックを提供し始めている中、基本的にセブン-イレブンには厨房設備を持った店舗がなかったため、「作りたて」商品を販売したくてもできないジレンマに陥っていたなりね。

日経ビジネスによると、セブン-イレブンが4月12日に発表した2007年2月期の決算では、既存店売上高の伸び率が1.9%のマイナスに。また、1店当たりの1日売上高は61万円で、前の期より1万7000円も減るなど、業績が頭打ちの状態になっているなりよ。この現状を打破するべく、売り上げの3割を占める「食」の改善に乗り出す方針を決定。その施策のひとつとして、セブン-イレブンも厨房設備を持った店舗を用意し、ホットスナックの充実化に乗り出したなりね。

現在は実験段階なので、実際に厨房設備を導入したセブン-イレブンはまだ数店舗しかないなりが、それでもフライドチキンやコロッケなど、店舗で調理したホットスナックの販売を始めているようなりよ。全店に厨房施設を導入するには巨額の設備投資が必要になるため、非常に難易度が高い課題ではあるなりが、ようやくセブン-イレブンが動き出したのは歓迎すべきこと。この流れを実験で終わらせずに、ほかのコンビニに負けないほどのホットスナックを揃えられるよう、頑張って欲しいものなり。

TOPへ戻る
このエントリーをはてなブックマークに追加

Copyright © Narinari.com. All rights reserved.