注目を集めたかった? 大学講師が自作自演の「脅迫電話」で逮捕。

2007/04/23 12:24 Written by Maki K Wall@駐米特派員

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米国は、カーディーラーの前、学校の校庭、さらに教会の前庭や一般家庭の軒下など、いたるところに国旗が掲げられているお国柄です。その国旗が今すべて半旗になっています。先日、米史上最悪の
大量殺りくとなったバージニア工科大乱射事件。この被害者への弔辞を一週間ほど示すためです。

悲しいことに事件直後から「コピーキャット」、いわゆる模倣犯が続出し、カルフォルニア大学の法律学科のキャンパスでは脅迫状が届いたために一時、厳戒態勢が引かれたほど。さらに先週末までに20件もの模倣犯による脅迫電話、電子メールなどが全米の学校に送られたそう。

その中でも、奇妙なのがアラバマのカルホーン・コミュニティ大学で起こった事件。同校で犯罪学と犯罪心理学を教えていたペネローペ・ブランケンシップ容疑者(43歳)は、なんと自作自演で、自分に宛てた脅迫電話を作成。

「次はお前だ」

という内容のメッセージを、留守番電話に残したというのです。しかも彼女は、声の主を自分が以前受け持った生徒だと警察に証言。脅迫におびえる女性教師という立場を演じきったのだとか。

ところが大学側が通話記録を調べたところ、その問題のメッセージは彼女自身の番号からかけられたことが判明。警察に対する虚偽の緒言をしたとして逮捕されてしまったのでした。

注目集めたいって気持ちは誰にでもあると思うのですが、犯罪心理学のエキスパートがこうやって模倣犯になって逮捕されちゃうってのは、なんだかマヌケな感じがぷんぷんしますなぁ……。


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