英国のコンビニ「テスコ・エクスプレス」が日本進出、25日に1号店。

2007/04/21 12:41 Written by コ○助

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コンビニ大国・ニッポン。セブン-イレブン、ローソン、ファミリーマート、サークルKサンクス、am/pm、ミニストップ、ポプラなどなど、パッと思い浮かぶだけでも、日本全国、たくさんのコンビニが展開しているなり。これだけブランドが乱立していれば、当然のことながら競争も熾烈さを増す一方。そのため生き残りを賭けて各社ともサービス向上に邁進しているなりが、地域によっては店舗数はすでに飽和状態に達し、競争に敗れて閉鎖するコンビニも珍しくなくなってきているなりよね。

それゆえ、既存のコンビニの間を割って新規参入を狙う……という企業はなかなか現れ難い状況が何年も続いているなりが、このやや閉塞感が漂う日本のコンビニ市場に今年、海を渡ってきた「黒船」が参入することになったなりよ。「テスコ・エクスプレス」のブランドを冠した英国発の新たなコンビニが、25日に東京都練馬区大泉に1号店をオープン。本格展開に乗り出すというなり。

「テスコ・エクスプレス」は小売業世界3位の英テスコが開発した業態で、本国の英国では700店舗以上を出店。海外への出店も積極的に行っており、タイや韓国、トルコなどにはすでに進出を果たし、今年度は日本と合わせて米国にも出店するなりよ。ちなみに、日本への進出は2003年頃から準備を進めており、100%出資の子会社・シートゥーネットワークを通してコンビニの実験店「TSURUKAME」の展開や小規模スーパーの買収などを手がけていたなりね。数年に渡る準備期間に蓄積したノウハウを活かし、今年度からは「テスコ・エクスプレス」ブランドのコンビニを本格展開するわけなり。

同店の特徴としては、通常のコンビニと同等の商品を揃えるのはもちろんのこと、生鮮食料品や加工食品をスーパー並みの価格で提供すること。最近は日本の既存コンビニも生鮮食料品に力を入れ始めているので強力な差別化……とは言い難いなりが、ほかのコンビニではまだ割高感のある生鮮食料品を、「スーパー並みの価格」で本当に提供できるのであれば、確かにウリのひとつにはなりそうなりよね。加えて、「外資系コンビニならでは」の魅力を打ち出して欲しいところなり。

今年度中に35店舗まで増やす「攻め」の計画のようなので、どのような展開を見せてくれるのか、「黒船」のお手並み拝見なり。

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