今年のSUMMER SONICは「これでもか」という言葉がぴったり。次々に発表される豪華な出演者は例年以上で、これでいつも評判の芳しくない会場の仕切りがしっかりしていれば、最高の都市型フェスになるのだ。うーん、ちょっとFUJI ROCK FESTIVALに回して欲しいかも。

そして、またもや豪華な出演者が発表されたのだ。第7弾は以下の7組。いやはや、ホントとどまるところを知らないのだ。

ダイナソーJr.（米）
モデスト・マウス（米）
LCDサウンドシステム（米）
The Pipettes（英）
アンクル（英）
ベン・ウェストビーチ（英）
マディーナ・レイク（米）

2005年に再結成し、同年のフジロック・ホワイトステージを感動の渦に巻き込んだダイナソーJr.。翌年には単独来日公演も行ったのだけど、ニルヴァーナやソニック・ユース、パール・ジャムとともにグランジ・シーンを牽引したサウンドが今年のサマソニでも味わえるのだ。4月18日に発売された18年ぶりの新作『ビヨンド』や、6月22日に発売される再結成ライブのDVD「ライヴ・イン・ザ・ミドル・イースト」での予習もお忘れなく。

また、元スミスのジョニー・マーがギタリストとして参加した最新作『We Were Dead Before The Ship Even Sank』（日本盤は6月6日発売）が絶好調のモデスト・マウス、“パンク・ファンク界のネプチューンズ”ことDFAの片割れジェイムス・マーフィーが参加するLCDサウンドシステム、UKで話題沸騰の60年代風ガールズ・バンドThe Pipettes、アシッド・ジャズ界の重鎮であるジャイルズ・ピーターソンが送り出す新人ベン・ウェストビーチ、ネイソンとマシューの双子を中心とした大型新人ポップ・パンク・バンドのマディーナ・レイクと、今回決定した面々も強力なのだ。

注目は、ロンドン発雑食ユニットのアンクル。Mo'Waxレーベルの総帥であるジェームス・ラヴェルとK.U.D.O.こと工藤昌之のプロジェクトとして発足し、98年にはK.U.D.O.の代わりにジョシュ・デイヴス名義でDJシャドウが参加してファースト・アルバム『Psyence Fiction』をリリース。そのDJシャドウと同じ日に出演するとあって、共演が期待されるのだ。工藤昌之の飛び入り参加もあるかも。6月リリース予定のニュー・アルバムも要チェックなのだ。

そういえば、アンクルはジョン・スペンサーやリチャード・アシュクロフト、トム・ヨーク、マイクDとの交流があるので、ジョン・スペやレディオヘッド、ビースティ・ボーイズらにも参加を呼びかけてくれないかなあ。