14日間で世界を縦断、「世界最北端・最南端の駅」を訪れるツアー。

2007/04/18 20:00 Written by コジマ

このエントリーをはてなブックマークに追加


海外旅行が一般化する中、通常のツアーでは満足できない人が増えている。そこで人気なのが、一風変わったツアー。ジャングルを冒険したり、オーロラを観察したり、世界遺産を巡ったりなど多種多様だけど、全体的な傾向として「現地に行くこと」でなく、「現地で何をするか」が重視されているようなのだ。

そんな人と違う旅を求めている人にピッタリのツアーが登場する。JTBの「今尾恵介氏と行く 世界最北端/最南端の駅を訪ねる世界縦断の旅」は、約5万キロ離れたロシアのニケリ−ムルマンスキー駅とアルゼンチンにあるその名も「世界の果て(フィン・デル・ムンド)」駅を、14日間かけて訪れるというもの。「にっぽん列島鉄道紀行」(JTBパブリッシング)の最終号(第30号)の発売を記念した企画で、同誌で日本初の「鉄道車窓マップ」を描いた地図研究家の今尾恵介氏が監修・同行するので、鉄道ファンも納得の旅なのだ。

ニケリ駅は、ノルウェー国境に近いロシア北西端ムルマンスク州にある小さな駅。スウェーデン・ストックホルムから北欧が誇る特急「ノルドピレン号」やバス、鉄道を乗り継ぎ、1日以上かけて到着する。ツアー実施日周辺では白夜で幻想的な風景が広がるそうなのだ。

一方、世界の果て駅は、1911年からアルゼンチン・ウシュアイアで運行している蒸気機関車「世界の果て号(トレン・デル・フィン・デル・ムンド)」の終点駅で、ティエラ・デル・フエゴ国立公園にある駅から約8キロをのんびりと1時間かけて向かうとのこと。駅ではタンゴの演奏などが行われているそうで、楽しい旅を演出してくれそう。

また、アルゼンチンでは、首都ブエノスアイレスで活躍する東京メトロ丸ノ内線の旧型車両にも乗車。異国の地で懐かしのランプと対面できるかもしれないのだ。

ツアー日程は、7月20日〜8月2日で、旅行代金は2名1室利用で148万円。プラス17万円で一人部屋、プラス48万円でビジネスクラスに変更できる。定員は30人。ちょっと高めだけど、夏休みに変わった旅を楽しみたい人はぜひ。参加者には、最北端/最南端駅到達証明書が発行されるのだ。

TOPへ戻る
このエントリーをはてなブックマークに追加

Copyright © Narinari.com. All rights reserved.