「究極のラーメン鉢」に3万円の高級版登場、33客限定で受注生産。

2007/04/16 23:23 Written by コジマ

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揚げ麺から本格的な生麺タイプまで、手軽に作れることが魅力のインスタントラーメン。ぼくもお昼ご飯にはよくラーメンを食べるのだけど、時間がないときは具がネギだけということもしばしば。そんな寂しいラーメンでも豪華な気分にしてくれるのが、有田焼の陶工14人による企画「プロジェクトArita」から生み出された「究極のラーメン鉢」なのだ。

「ラーメンを食べるのにどんぶり鉢で代用していることに疑問を持った」という陶工たちが手がけたラーメン鉢は、冷めにくく収納性が高い、女性でも片手で持てる、麺がゆったりとするなどの理由から、口径180ミリメートル、底内径110ミリメートル、高台高13ミリメートル、重量450〜540グラムという規格に統一するなど、こだわりが凝縮されたまさに「究極」のラーメン用鉢。1客2100〜2940円とラーメンを食べる器にしては高く感じるけれど、400年の歴史を誇る有田焼で食べるインスタントラーメンは格別なのだ。デザインも可愛いものが多いし。

その「究極のラーメン鉢」に、さらなる究極のものが登場することになった。今回発売される超高級版「究極のラーメン鉢」は、「究極のラーメン鉢」の発売3周年を記念したもの。13窯元がそれぞれ創り出し、松葉文様や髪の毛程度の細かい線を幾重にも配したり、鳳凰染め付けたりと、有田焼陶工の技術が集約されているのだ。同じデザインのレンゲとともに、シリアルナンバー入りの桐の箱に収められる。

値段は通常の10倍以上となる1客3万円。ただ、この企画を推進している陶磁器商社「まるぶん」によると、「5万円以上の価値」があるのだそう。各窯元とも33客ずつ限定で、4月29日に始まる有田陶器市で展示し、予約を受け付けるのだ。2客で3万円(同デザイン、色違いのペア)のものも発売する。

ぼくのような小市民では、3万円もする器でインスタントラーメンなんておいそれと食べられそうにないけど、年に一度の楽しみとして使ってみてもいいかも。そういうときは、やっぱり「中華三昧」みたいな“高級”インスタントラーメンがいいのかなあ。

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