2月17日に大々的に発表されたガンズ・アンド・ローゼズの来日公演。SUMMER SONIC 02以来の来日、単独公演としては14年ぶりということで多くのファンが歓喜したのだけど、3月にリリース予定だったアルバム『Chinese Democracy』がまたもや延期。そのため、イタリアのファンサイトが抗議の意味を込めて閉鎖したのだ。今年1月の北米公演などこれまでに数々のライブをキャンセルしたガンズだけに、日本のファンの間も一抹の不安がよぎっていた。

ぼくの元にe+の先行予約案内が来たので、十数年来のファンである友人に予約するかどうか聞いてみると、「アルバムそうだったけど、ライブも期待してないよ。絶対来ない」と断言していたのだ。ここまで大々的に宣伝しているので、ぼくはそうかなあと思っていたのだけど、やはりファンの洞察はするどい。予想どおり公演延期の知らせが届いてしまったのだ。

理由は、ベースのトミー・スティントンのケガ。階段から落ち際に手首を捻挫してしまったのだそう。骨折はしていないものの、じん帯を損傷している可能性もあるとのこと。うーん、不幸な事故だけど、何だか疑ってしまうのだ。

この知らせを受けて数人のファンに連絡したところ、みんな一様に「やっぱり」とコメント。ネットでもそうした声が多く、それほどショックは受けていないようなのだ。

ツアー行程の1つである南アフリカのMyCokeフェスティバルにはヘッドライナーとして2公演に予定どおり出演するとのこと。振替公演は2カ月以上先（ガンズは7月以降を希望している）になってしまうのだけど、チケットはそのまま有効なので怒りに任せて破ったりせず、大切に持っていたほうがよいようなのだ。

今回は残念だけど、来日公演は『Chinese Democracy』リリース後になる可能性も高まったので、続報に期待したいのだ。