ボクシングの元世界ミドル級王者（通算25戦24勝1敗 18KO）にして、現在はタレントや実業家、マンガの原案作家としての側面も見せる竹原慎二。現役時代は「東洋人初の世界ミドル級王者」（Wikipediaより）という偉業を成し遂げたものの、王者在籍わずか6か月と短命だったこと、もともと日本人の挑戦者が少なく、ほかに比べると関心の低い階級だったこともあり、当時はまだ一般的な知名度は高くなかったなりよ。

現役引退後はタレントに転向したなりが、知名度の低さが祟ってなかなか仕事に恵まれず、アルバイトをしながら生活をする日々。そんな時に巡り会ったのが、今も語り継がれるバラエティ番組「ガチンコ！」（TBS系）だったなりよ。荒くれ者の若者たちをプロボクサーに育てていく「ファイトクラブ」のコーチに起用され、番組も、そして竹原慎二本人も、大ブレイクを果たしたなりよね。

以降はタレント業の傍ら、レストランやフィットネスジムの経営にも乗りだし、最近は「ヤングサンデー」に連載されているボクシング漫画「タナトス 〜むしけらの拳〜」の原案を執筆。多方面で活躍を見せているなりが、3月29日からは公式ブログ「竹原慎二はブタっ鼻」をスタートさせ、新たに「ブロガー」の顔を持つようになったなりよ。このブログ、まだオープンから1週間程度しか経っていないなりが、早くも一部では評判となっているなりね。

広島出身の竹原慎二は、ブログでも広島弁全開。「気合いいれて更新するけ、よろしく」「完全に酔うとる。帰って寝るわい」と、ややぶっきらぼうながら竹原慎二の人柄が現れている文章が並んでいるなりよ。また、更新頻度も高く、日に数件更新するのは当たり前。いまや更新回数で勝負をかける「有名人ブログ」は多いなりが、男性のブログでは珍しいのでは。内容もユーモアに溢れ、パジャマ姿や大好きなラーメンを食べる姿など、プライベートショット満載で、なかなかの面白さなり。

そして、このブログがウケている理由のひとつは〆言葉の「じゃあの」。竹原慎二のエントリーの最後には必ず「じゃあの」を添えるという文章のパターンがあるなりが、これを真似する読者が続出。コメント欄には何か感想を書いたあとに「じゃあの」で〆るパターンが早くも確立され、ブログ全体を包む独特の世界が生み出されているなりね。「じゃあの」がコメント欄に数百件と並ぶ光景は壮観なりよ。

ただ日記が並ぶだけの「有名人ブログ」はもう飽きられ気味。違いを出すためにもいろいろな工夫を凝らさなければならないなりが、以前ご紹介した「ルー大柴のキャッチキャッチキャッチ！」ともども、「竹原慎二はブタっ鼻」は好例とも言えそうなりよ。皆さんもぜひチェックしてみてくださいなり。