本物の「ナイト2000」があなたのものに、1780万円で販売中。

2007/04/04 12:29 Written by コジマ

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デヴィッド・ハッセルホフ演じる元敏腕刑事マイケル・ナイトが、愛車「ナイト2000」とともにさまざまな事件を解決していく米テレビドラマ「ナイトライダー」。日本でも何度も放送された人気作品で、ぼくもかなり興奮しながら見ていたのだ。

そんな「ナイトライダー」に登場した“人物”の中でも特に人気が高かったのが、「キット(K.I.T.T.)」こと「ナイト2000」。1982年式の黒いポンティアック・トランザムをベースにしており、人工知能のほか、装甲車以上の強靱なボディと時速480キロまで加速する「スーパー追跡モード」、火炎放射器などの武器、自動運転など、ものすごい機能が装備されているドリームカーなのだ。何よりも、「車がしゃべって相棒になる」ということが、子供たちの心を熱くさせていたなあ。ちなみに、「ナイト2000」は車体を指しており、キットは人工知能のことなのだとか。

その「ナイト2000」が、米国で売りに出されているそうなのだ。これまでマニアの改造車は何度も見たことがあるのだけど、今回は本物。サンフランシスコの南西40キロにあるダブリンという町で販売しているのだけど、それほど大きくない町で本物の「ナイト2000」が売り出されるなんて、ちょっと驚きなのだ。

販売店であるカサビアン・モータースによると、「ナイトライダー」を映画化する際に制作総指揮を務めたグレン・A・ラーソンに贈呈された3台のうちの1台で、全4シーズンの撮影用に作られた中で残っている4台のうちの1台でもあるとのこと。これまで本物の「ナイト2000」が公に売りに出されたことはなかったのだそう。

今回売りに出されている車体はクローズアップ撮影用に作られたもので、現オーナーであるカサビアン・モータースの顧客、ティム・ラッソさんが10年前に同じカリフォルニア州のサンディエゴで開催されたオークションで手に入れたのだ。ラッソさんはこの10年間でレストア用の部品を入手することに明け暮れたそうで、その甲斐あってほぼシーズン1撮影時と同じ状態になっているのだとか。

車体前部下に取り付けられたスピーカーでDVDプレーヤーの音声を再生することができ、キットの声に合わせて光る「スキャナライト」も装備。車内のダッシュボードには3色に光るボタンが並び、2台のテレビモニター、スタントマンが使ったブレーキなどが設置されている。うーん、まさに「ナイト2000」そのものなのだ。

走行距離は2393マイル(約3800キロ)で、価格は14万9995ドル(約1780万円)。もちろん、会話や自動操縦、時速480キロでの走行、ジャンプ機能などはついていないけれど、“本物”の「ナイト2000」、マニアにとっては高くないのかも。カサビアン・モータースのホームページではさまざまな角度の写真が掲載されているので、興味のある人はぜひチェックを。

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