1000票で商品化、無印良品のリクエストサイト「空想無印」開設。

2007/03/28 23:53 Written by コジマ

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「ノーブランドで高品質」をコンセプトに、日用品から服、家具・家電までの商品を展開している無印良品。他の家具や持ち物の邪魔にならないシンプルなデザインが人気で、幅広い世代に愛されているのだ。

そんな無印良品が、消費者の商品化リクエストを受け付けるコミュニティーサイト「空想無印」をオープンした。同サイトは、消費者のアイディアを公開して賛同者を募り、1000票に達した時点で商品化を検討するというもの。新しい商品アイディアである「新作提案」、いまある商品の改良アイディアである「カスタマイズ提案」、廃盤になった商品の再販売を求める「廃盤品復刻希望」の3つのジャンルから成っているのだ。

3月28日現在での各ジャンルのランキングを見てみると、「新作提案」では「コードを自動で巻き取る収納具」が138票を集めて1位。掃除機の巻き取り式コードのようにさまざまなコードを納めておけるもので、コンセント周りをスッキリさせることができるのだ。2位は「調味料用 詰め替え軽量ボトル」、3位は「書き込めるメジャー」となっている。

「カスタマイズ提案」では、「本に貼るための透明な付箋」が367票で1位。付箋を貼っても文字が隠れないようにするためのもので、地図の上に貼って書き込むなど糊付きトレーシングペーパーのように使うこともできるのだ。2位は「ペットにフィットするソファ」、3位は「立ててしまえるドライヤー」。「立ててしまえるドライヤー」は欲しいかも。

「廃盤品復刻希望」では、「バスクロック」が1位。こちらはまだ48票しか集めていないけど、お風呂用の時計はあると便利なのだ。廃盤になっているとは知らなかったけど。2位は「紙管子供用デスク組立式」、3位は「幼児用すべり台セット」となっている。

1990年代に売り上げが絶好調だった無印良品は、多店舗展開や事業の多角化、商品ラインアップの失敗によって客が離れ、一時経営危機を迎えていた。そのため、増えすぎたアイテムを削減したという経緯があるのだ。こうして消えていった商品を復活させるだけでなく、消費者が求める声が多いものを商品化するというのはかなり面白い試み。みなさんも提案&投票してみてはいかが? ちなみに、このサイトは「空想生活」で有名なエレファントデザインによって運営されているのだ。

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