アルバム発売延期に抗議、ガンズ・アンド・ローゼズのファンサイト閉鎖。

2007/03/12 13:20 Written by コジマ

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Narinari.comでもお伝えしたとおり、14ぶりの単独来日公演が決定したガンズ・アンド・ローゼズ。日程も4月14、15日(幕張メッセ=千葉市=)、4月18日(レインボーホール=名古屋市=)、4月21、22日(インテックス大阪=大阪市=)に決まり、開いた瞬間に「ウェルカム・トゥ・ザ・ジャングル」が流れる来日公演特設サイトも開設。否応なしに盛り上がってきているのだ。

ところが、そうした気分に水を差すように、3月6日にリリース予定だったニュー・アルバム『Chinese Democracy』の発売延期が決定。1990年代後半からブラフが続いているので、ぼくの周りの反応は「またか……」といった程度だったのだけど、イタリアのファンは怒り心頭なようで、ファンサイト「 GNRonline.it」が抗議の意味を込めて閉鎖してしまったのだ。

このサイトにアクセスすると、現在、イタリア語と英語によって閉鎖の旨が記されている。「Dear Gunners(ガンズファンのこと)」から始まる英文によると、同サイトでは昨年末からバンドに対して抗議をしてきたようだけど、「いつまで経っても終わらない『Chinese Democracy』に関するおかしな“伝説”、われわれに対する敬意や明確性の不足、お互いの信頼関係がなくなったため、サイトを閉鎖するに至った」「われわれのことを一切考慮しないようなプロジェクトに、もはや心を割く余裕がなくなった」としているのだ。「今回の閉鎖は、何年間にもわたってこのサイトを通じて友人関係を築いてきた3500人の利用者をバラバラにするものだ」と、苦痛の選択だったことも吐露している。

とはいえ、「われわれはアクセル・ローズ(注:ガンズのフロントマン)と彼の作品を信じていたいし、来年の2月までに『Chinese Democracy』がリリースされることを祈っている。そうなれば、サイトを再開するよう最善の努力をするつもりだ」としているので、あくまでも抗議であって、決別ではないようなのだ。

アルバム発売の遅れだけでなく、今年1月に予定されていた4回の北米公演をキャンセルした気ままなアクセルだけに、4月の来日公演もキャンセルされる可能性は十分にある。アルバムも発売されるまで、ライブも公演が開始されるまで、安心できそうにないのだ。


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