アップルの「iPod」シリーズの壁を打ち破れず、なかなか存在感を発揮することができずにいるソニーの「ウォークマン」シリーズ。MP3への対応やデザインの改善といった全体的な魅力は向上しているなりが、まだまだ「iPod」を凌駕する地点には到達していないのが現状なりよね。でも、ソニーが7日に発表した新しい「ウォークマンA」シリーズは意欲的な製品。少しばかり、「iPod」の牙城に迫る可能性を秘めた製品なりよ。

発表されたのは、「ウォークマンA」シリーズでは初の動画対応となる「NW-A800」3モデル。どのような製品なのか、スペックや特徴をまとめておくなりね。

◎新「ウォークマンAシリーズ」
・内蔵メモリの容量が2GB／4GB／8GBの3モデル。
・「ウォークマンA」シリーズ初のカード型。
・2インチ（320×240ドット）のカラー液晶を搭載。
・液晶にはアルバムのジャケット写真やデジカメ画像を表示可能。
・ATRAC3/ATRAC3plus/MP3/WMA/AACの音楽再生に対応（DRM付きのWMAとAACは非対応）。
・MPEG-4とH.264の動画再生に対応。
・本体サイズは縦88ミリ×横43.8ミリ×厚さ9.6ミリで、最薄部は8.3ミリ。
・重量は約53グラム。
・連続駆動時間は音楽再生時が最長約30時間、動画再生時が最長8時間。
・本体色はブラック、バイオレット、ホワイト、ピンクの4色。8GBモデルはバイオレットとブラックのみ。
・価格は2GBモデルが21,000円前後、4GBモデルが27,000円前後、8GBモデルが33,000円前後。

薄型・軽量・スタミナと三拍子揃っているのが新「ウォークマンAシリーズ」の特徴。さらに動画再生にも対応したことで、その魅力がグッと増しているなりね。特に尖った機能があるわけではないなりが、縦横どちらでも利用できるスタイルや、モッサリ感をなくした高速スクロールの実現など、使い勝手が大幅に向上しているのも見逃せないポイントなり。

「ウォークマンAシリーズ」で動画も見たいと思っていた人にはうってつけの製品。春商戦に向けて、期待できそうな製品が出てきたなり。