コンビニの棚に並ぶ弁当やおにぎりと並び、ごはんメニューで人気があるのがお寿司。だいたいどこのコンビニでも、数種類のネタを使った寿司やお稲荷さんや太巻きとセットにしたパッケージを販売しているなり。あくまでもコンビニのお寿司なので過剰な期待は禁物なりが、「ちょっと酢飯気分」「ちょっと生モノ気分」の時には重宝するなりよね。
ただ、このコンビニのお寿司。予めネタが決められたパッケージになっているため、自分の好き嫌いに合わせて食べられないのがネックだったなり。嫌いなネタが入っているだけで、購入に二の足を踏む人も少なくないのでは。そうした消費者の不満を解消し、かつ子どもから大人まで楽しく食べるための提案として、サークルKサンクスのエリアフランチャイズチェーンのシー・ヴイ・エス・ベイエリアが一部店舗で「ばら売り」の寿司販売実験を始めたなりよ。
「ばら売り」の特徴は、言葉そのままなりが、個別に包装したお寿司をひとつずつ販売する点。店頭には常時25種類程度を揃え、消費者はセルフサービスでプラスチックパックに詰めるなりよ。この方式はスーパーや、海外では決して珍しいものではないなりが、日本のコンビニとしては異例の試みと言えるなりね。
シー・ヴイ・エス・ベイエリアが「ばら売り」寿司の販売実験を始めた理由は「子どもの好きな食べ物を聞いたアンケートの回答の1位がすしだったことに驚き、販売に踏み切った」(日経流通新聞より)。かつては日本を代表する食べ物ながら敷居の高かったお寿司も、近年は回転寿司の盛り上がりとともに子どもにも浸透し、愛される食べ物へと変化してきていることに目をつけたようなり。
販売されるネタは、「まぐろ」(90円)、「あじ」(90円)、「たい」(90円)、「中トロ」(130円)、「かんぴょう巻」(50円)など。「中トロ」あたりになると、おにぎり1個が買えてしまう価格なので、並んで陳列されているとやや割高感は否めないなりが、回転寿司に比べれば、価格は抑えられているなりよね。販売実験が好調ならば、今後は販売店舗を拡大していく計画のようなり。
最近は刺身を販売するコンビニも出てくるなど、各社ともこれまで扱いが難しかった生モノに果敢にチャレンジしているなりよね。こうした試みが成功を収め、コンビニの機能がより便利になっていきますように。