フォークからJ-POPまで、NHK「みんなのうた」に大物続々の理由。

2007/03/05 21:48 Written by コ○助

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昨年、放送開始から45周年の節目を迎えたNHKの人気子ども番組「みんなのうた」。歴史ある番組だけに、子どもの頃に見て、聞いた記憶を持つ人は多いと思うなり。また、実際に番組を見たことがなくとも、「みんなのうた」の歌集を音楽の授業に採用している小学校もあるため、番組で歌い継がれる名曲の数々を自然とインプットしている人もいるなりよね。

そんな「国民的」な番組とも言える「みんなのうた」に、近年、ちょっとした異変が起きているなりよ。かつては国内外の童謡が多かった楽曲のラインアップに、少し変化が見られるようになったなりね。童謡のテイストは残しつつも、フォークやJ-POPのアーティストが手がける楽曲が取り上げられるケースが目立ち始めたなりよ。具体的にどのような楽曲があるのか、代表的なものをいくつかピックアップしてみるなり。

◎近年の「みんなのうた」の代表曲
「野に咲く花のように」(Gackt)
「こっちを向いて」(石野真子)
「ねっこ君」(山本譲二)
「ぼくはくま」(宇多田ヒカル)
「メッセージ・ソング」(ピチカート・ファイヴ)
「おつかれさん」(BEGIN)
「大きな古時計」(平井堅)
「ゆびきり」(つじあやの)
「ありがとう〜こころのバラ〜」(マイク眞木)
「みんなのうみ」(TUBE)
「がんばらんば」(さだまさし)
「永遠にともに」(コブクロ)
「りんごのうた」(椎名林檎)  etc...

最近、最も話題になったのは宇多田ヒカルの「ぼくはくま」やGacktの「野に咲く花のように」。ともに昔の「みんなのうた」では、起用されること自体が考えられなかったようなアーティストなりよね。少しさかのぼっても、TUBEや椎名林檎といった意外な名前が並んでいるなりよ。

なぜ、「みんなのうた」にこうした変化が出てきたのか。毎日新聞によると、その背景には音楽番組の減少という、業界の大きな悩みがあるというなり。「楽曲のネット配信が広まり、CDが売れなくなった。アーティストが本当に歌いたい歌や意外な一面を見せる曲をアルバムに収めても固定ファン以外には届かない」(毎日新聞より)ため、番組の放送時間は短いなりが、毎日数回、全国に向けて発信される「みんなのうた」はアーティストにとっても重要な番組になりつつあるなりね。NHKから起用の打診をしているのかと思いきや、その逆、レコード会社などから売り込まれるケースが相次いでいるというなりよ。

これらの楽曲が「小さい秋みつけた」「クラリネットをこわしちゃった」「南の島のハメハメハ大王」「山口さんちのツトム君」「コンピューターおばあちゃん」といった時代を超えて歌い継がれる名曲に……なるかどうかはまだ分からないなりが、この潮流はまだまだ続きそう。次はどのアーティストが「みんなのうた」に「参戦」するのか、楽しみなりね。

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