週刊文春が調査、画面から消えて欲しい「お笑い芸人ワースト20」。

2007/03/04 16:55 Written by コ○助

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世の中に「お笑いブーム」が到来して久しいなりが、毎年のように「そろそろ終わる」と言われながらも、意外と今回のブームは長く続いているなりよね。ただ、ややバブル的な色合いが強くなってきているため、実力以上の芸人がメディアに登場する機会が増え、「本当に面白い芸人」はそれほどいないと感じている人は少なくないと思うなり。かつて雨後の竹の子のように現れた「ボキャ天芸人」の中で、今も一線で活躍しているのは数えるほどしかいないのと同様、数年後に今のブームが終焉を迎えたとき、生き残れるのはひと握りしかいなそうな雰囲気なりよ。

そんなブーム真っ只中の今、世間はいったいどの芸人のことを「面白くない」と感じているのか、週刊文春が調査をしているなりよ。ややネガティブな内容ではあるなりが、バブルな状況を如実に表している結果でもあるので、少し見ておくことにするなりね。

◎画面から消えろ「お笑い芸人」ワースト20(週刊文春より)
1位 小梅太夫(SMA NEET Project)
2位 オリエンタルラジオ(吉本興業)
3位 出川哲朗(マセキ芸能社)
3位 猫ひろし(ワハハ本舗)
5位 アンガールズ(ワタナベエンターテインメント)
6位 桜塚やっくん(スケバン恐子)(トップコート)
7位 ですよ。(吉本興業)
8位 だいたひかる(吉本興業)
9位 カンニング竹山(サンミュージック)
10位 長井秀和(タイタン)
11位 ダチョウ倶楽部(太田プロ)
11位 まちゃまちゃ(魔邪)(吉本興業)
13位 安田大サーカス(松竹芸能)
14位 山崎邦正(吉本興業)
15位 ザ・たっち(ホリプロ)
16位 波田陽区(ワタナベエンターテインメント)
17位 永井祐一郎(アクセルホッパー)(吉本興業)
17位 青木さやか(ワタナベエンターテインメント)
19位 レイザーラモンHG(吉本興業)
20位 クワバタオハラ(ホリプロ)
20位 品川庄司(吉本興業)

ランキングを見ると、いわゆる「エンタ芸人」と呼ばれる、日本テレビ系「エンタの神様」を中心に活動している芸人たちが多いことに気が付くなり。「エンタの神様」は常時15%前後を叩き出す人気番組である一方、近年はアンチファンや同番組に批判的な評論家、タレントが増加傾向。逆風が吹き続けているのも事実なりよ。

例えば毒舌で知られるやしきたかじんは、自身の番組で「(共演したことがある)波田はブームになってから消えるのが早かったね。エンタに出演したお笑いタレントはすぐ消える」と芸人の消費的起用法を批判していた(Wikipediaより)ほか、桂ざこばも小梅太夫について「番組でこしらえさせて気の毒じゃわ」(同)と同情していたというなり。また、松本人志や伊集院光、爆笑問題の太田光なども自身の番組で「エンタの神様」の芸人消費の速さを批判しており、結果として芸人が成熟する余地もなく消えていく現状を嘆いているなりね。

現在のブームを下支えしている番組には違いないため、一概には否定的な論調だけで語ることはできないなりが、その評価を巡っては賛否が真っ二つに分かれているのが現状。個人的には本当に力がある芸人は「エンタの神様」を踏み台にして生き残っていくだろうし、小劇場や正統派の笑いで経験を積み上げるベクトルがあるのとは反対に、こういうベクトルがあっても良いとは思うなりよ。消費されて消えていくなら、そこまでの力量だったということなのでは。皆さんはどう思うなりか?

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