タフィー・ローズ外野手がオリックスに入団、背番号「8」で現役復帰。

2007/03/02 11:46 Written by コ○助

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プロ野球の歴史に残る名助っ人として、1996年から近鉄、2004年から巨人でプレーしたタフィー・ローズ外野手。その人なつこいキャラクターと、助っ人としては異例の長期間(10年間)のプレー、そして通算360本塁打という輝かしい実績から、多くのファンに愛された選手だったなりよね。2005年に巨人を退団したあと、2006年2月にメジャー復帰を目指してレッズとマイナー契約を結んでいたなりが、同年3月に現役引退を表明。野球人生に自ら幕を下ろしていたなりよ。でも、沸々と野球熱が再燃したのか、先月からオリックスの入団テストを受けるために来日し、現役復帰を目指して汗を流していたなりね。

そしてオリックスのキャンプも終了して迎えた3月1日。球団から正式に契約を結ぶ旨が発表されたなりよ。年俸は40万ドル(約4,700万円)+出来高払いの1年契約で、背番号はかつて親友の中村紀洋内野手が付けていた「8」に決定。入団テストに参加した時点でファンからは「高齢のローズを獲ってどうする」「生え抜きを放出(谷佳知外野手の巨人移籍)してローズで補うなんて迷走しすぎ」といった批判も少なくなかったなりが、入団テストで垣間見えた往年のバッティングに、フロントやコリンズ監督は戦力になると判断したなりね。

ローズ選手は1996年に近鉄に入団後、中村紀選手とともにスラッガーコンビとしてすぐに頭角を現し、2001年には王貞治氏の持つ日本記録に迫る55本塁打を記録。巨人時代も含めて、本塁打王4回、打点王2回、MVP1回、ベストナイン6回と、輝かしい結果を残してきたなり。外国人選手としては異例のFA権取得者ということからも、いかにローズ選手が日本球界にとって大きな存在だったかが分かるなりよね。

ただ、巨人を退団した2005年には、5億4,000万円の年俸をもらいながら右肩痛の影響もあって打率.240、27本塁打、70打点と低迷、シーズン途中で米国に帰国し、そのまま日本球界を去ってしまったため、やや「トラブルメーカー」のイメージが残ってしまったのは否定できない事実。また、この年は怠慢プレーを叱責した弘田外野守備コーチと衝突して「ジャイアンツ下手くそ、大嫌い」と暴言を吐き、同僚の清原和博内野手や阿部慎之助捕手のプレーを批判するといった行動がファンの記憶に残っているのもまた事実なり。

オリックスがローズ選手を獲得したことで抱える課題は大きく2つ。ひとつは巨人時代のようなトラブルを回避できるか、もうひとつは1年のブランクを取り戻させることができるか。FA権取得者のため、外国人選手枠にとらわれず、日本人選手扱いで試合に出場できるメリットは大きいなりが、清原選手に続く「不発弾」となる可能性も否定できないだけに、コリンズ監督以下、どのようにローズ選手をコントロール&起用していくのか目が離せないなりね。

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