コンセント接続だけで家中音楽三昧、パイオニア「music tap」。

2007/02/28 22:44 Written by コジマ

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iPodなど携帯音楽プレーヤーの普及によって音楽を聴く人が増えているのだけど、新たに音楽を聴く習慣ができた人では、コンポなど家庭で聴くシステムを持っていないケースが多いのだとか。また、コンポやパソコンで音楽を聴いていても、1つの部屋でしか聴けないことに不満を持っている人も多いのではないだろうか。

そうした人のためにさまざまなネットワーク・オーディオシステムが発売されているのだけど、高価だったり配線が面倒だったり無線LANを構築しなければならなかったりと、さまざまな障害があるのが実情。ぼくも家庭内サウンドシステムに憧れながらも、なかなか手を出せなかったのだ。

そんな中、パイオニアから画期的なネットワーク・オーディオシステム「music tap」が登場するのだ。ネットワーク構築の手順は、まず、配信機器である「サウンドステーション」とパソコンやオーディオをつなげる。次に、「サウンドステーション」とスピーカーの電源プラグをコンセントに差し込む。以上。たったこれだけで、別の部屋でも音楽が聴けちゃうというスグレモノなのだ。

なんでも、PLC(電力線搬送通信)という技術を利用しており、「サウンドステーション」が接続した機器にある音声ファイルなどを専用形式に変換し、家庭内の電力線経由で音声信号を送るのだそう。USBのほかにアナログ音声入力やステレオミニ入力もあるので、MP3やWMAだけでなく、MDなどに入っている音楽も取り込めちゃうのだ。

「サウンドステーション」には、付属しているLサイズとSサイズの「ネットスピーカー」以外に4つまで増設が可能。つまり、同時に最大6部屋で音楽を楽しめるのだ。それだけでなく、スピーカー側で受信したいチャンネルを選べるので、それぞれ別々の音楽を聴くことができる(ただし、チャンネルは2つのみ)。

このほか、Sサイズのスピーカーには人の有無を感知して自動的に電源の入切や音楽の再生・停止を行うモーションセインサーを装備しているなど、うれしい機能も盛りだくさん。iPod用のドックも発売されるのだ。

発売日は3月下旬で、価格はすべてオープンながら、店頭予想価格は「サウンドステーション」と「ネットワークスピーカーL」、「ネットワークスピーカーS」のセットが6万8000円、増設用のL型、S型スピーカーがそれぞれ2万7000円、1万9000円、iPod用ドックが1万4000円となっている。音楽生活をガラリと変えてくれることを考えれば、それほど高くないかも。ぼくも購入しようか検討中なのだ。

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