消えた個人情報満載のHDDに懸賞金、FBIが特捜チームで捜索中。

2007/02/24 20:38 Written by コ○助

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本来はあってはならないことのはずなりが、日本でも日常茶飯事的に起きる個人情報の流出。感覚の麻痺とは恐ろしいもので、数百件レベルの流出なら、最近はそれほど驚くこともなくなっているなりよね。流出の経路はWinnyに代表されるファイル交換ソフトのウイルス感染、社員によるデータの持ち出し、HDDやパソコンの盗難・紛失などがあるなりが、いま、米国の政府機関では盗難・紛失による個人情報の流出が相次ぎ発生。FBI(米連邦捜査局)の威信を賭けて、大捜索が行われているなりよ。

問題が起きているのは米退役軍人省。昨年5月に約2,650万人もの個人情報を記録したノートパソコンの盗難が発生し、セキュリティの強化に努めていた最中、今年1月には同省の職員が、約53万5,000人の退役軍人関係者と約130万人の民間の医療関係者の個人情報を満載した外付けHDDを紛失する「事件」が起きたなりよ。一部には「重要」な個人情報が記録されているようで、FBIが特捜チームを組んで捜査が行われているなりね。

ただ、現時点では捜査は難航している様子。より重要な情報が集まるよう、25,000ドルの懸賞金も用意しており、FBIの公式ページで広く情報提供を呼びかけているなりよ。FBIがテロ犯などの重大犯罪者ではなく、紛失物に懸賞金を用意するのは異例と言えるなり。

消えたHDDは米国アラバマ州のバーミンガムにある「米退役軍人省メディアセンター」でコンピュータのバックアップ用に使用していた外付けのタイプ。「重要」な個人情報が悪用される恐れがあることから、今後1年間に渡って流出対象者の信用情報をFBIが監視するというなり。

まだ盗難か紛失かの結論は出ていないようなりが、果たしてHDDを見つけ出すことはできるのか。FBIの捜査の行方に注目なりね。

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