BOØWY、TM、ブルハなど、「日経エンタ!」が80年代邦楽ロックを特集。

2007/02/19 23:53 Written by コジマ

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最近、「1001のバイオリン」「リンダ リンダ」「キスしてほしい」など、ブルーハーツの曲をテレビでよく耳にする。ブルハ好きのぼくとしてはうれしい限りなのだけど、よく考えてみたら、尾崎豊の「I LOVE YOU」や爆風スランプの「RUNNER」、ユニコーンの「働く男」など、ぼくが中高生だった頃のヒット曲がカバーされ、筋肉少女帯、米米CLUB、すかんちなどが再結成。ぼくのように「世の中で何が起こっているんだろう」と思っている人も多いのではないだろうか。そんな疑問に答えてくれるように、「日経エンタテインメント!」が80年代の邦楽ロックに焦点を当てた特別編集増刊「J-Rock 80's」を発行したのだ。

表紙を開くと、奥田民生がドーン、大槻ケンヂ(筋肉少女帯)がバーン、甲本ヒロト(ザ・クロマニヨンズ)がジャーン、布袋寅泰がドカーン。それぞれライブ写真が掲載されているのだけど、どれも昨年から今年にかけてのもの。このグラビアからも分かるように、80年代の邦楽ロックを振り返りつつも、現在の姿が楽しめるようになっているのだ。

いまも色褪せないブルーハーツの魅力分析のほか、BOØWYの元マネジャーである土屋浩の“証言”、プリンセスプリンセスのギタリスト中山加奈子(現VooDoo Lounge)やRED WARRIORSの天才ギタリスト木暮“SHAKE”武彦、03年に結成したジェット機から元JUN SKY WALKER(S)の宮田和弥とユニコーンの川西幸一が当時を振り返ったと思えば、昨年末に再結成をした筋肉少女帯の大槻ケンヂや吉川晃司に“今”をインタビュー。TM NETWORKの宇都宮隆と木根尚登は、当時とともに3月に発売されるTMの紙ジャケ・リマスタリングCDについて語っているのだ。

80年代に青春を過ごした人たちにとってはまさにヨダレモノだけど、GOING UNDER GROUNDやかりゆし58がブルハを語ったり、2005年に再結成したSHOW-YAの寺田恵子とブルハの「キスしてほしい」をカバーした中ノ森BANDがガールズロックの魅力について対談したりと、若い人でも十分楽しめる内容になっている。

この「J-Rock 80's」を読むと、懐かしい雰囲気に浸りながらも、いまでも活躍しているミュージシャンたちに奮起させられる。なぜ80年代の邦楽ロックが話題になっているのかについても、おのずと答えが見えてくるのだ。

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