白身魚の「フィレオフィッシュ」(マクドナルド)をはじめ、カツサンドやコロッケパンなど、揚げ物とパンの相性はなかなかのもの。マクドナルドの期間限定商品「グラタンコロッケバーガー」や「えびフィレオ」なんかもおいしいのだ。そうした多くの揚げ物がパンに挟まれている中、多くの人に愛されている冬の味覚がハンバーガーになったのだ。
牡蠣フライが挟まれたハンバーガー「広島バーガー」を開発したのは、広島県漁業青年連絡協議会かき養殖部会の会員たち。今季ノロウイルスのせいでガクンと落ちてしまった牡蠣消費を盛り上げようと考案したようなのだ。
牡蠣フライ2個とお好みソースという広島名物を組み合わせ、からしマヨネーズを乗せた千切りキャベツを下に敷いてハンバーガー用のパンで挟んだもので、1個300円。地元のカキ祭りで販売したところ、用意した100個が1時間半で完売したそうなのだ。
牡蠣フライのハンバーガーなんて聞くと牡蠣好きでも「えっ?」と思ってしまうけど、横浜国立大の生協が行った「
国大ハンバーガーアワード2002」で1位に輝いた実績があるのだ。長崎県の佐世保にあるハンバーガー店では、秋冬限定メニューとして出されているようだし。
今後、「広島バーガー」は県内各地のさまざまなイベントで売り出されるもよう。もしかしたら、東京・新宿にある「
広島ゆめてらす」など、広島県のアンテナショップでも販売されるかも。
牡蠣フライ好きのぼくとしては、これはぜひとも食べてみたいハンバーガーなのだ。欲を言えば、からしマヨネーズじゃなくてタルタルソースがよかったけど……。