中日が中村紀洋内野手をテスト、15日から沖縄で練習参加。

2007/02/13 04:03 Written by コ○助

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1月12日に行われたオリックスとの契約交渉が決裂して退団の道を歩んで以来、なにも前向きな情報が伝わってこなかった中村紀洋内野手。報道されるのは中村選手の「オファーを待つ」という切実な訴えと、一人でキャンプインしたという話題、そして各球団首脳の獲得否定のコメントくらいで、このまま3月、4月と月日が流れれば確実に「引退状態」に追い込まれる危機に立たされているなりよね。辛うじて9日に、大リーグのツインズからマイナー契約のオファーを受けていると報じられたなりが、現在のところ中村選手は日本でのプレーを希望。海を渡るかどうかはまだ流動的のようなりよ。

浪人生活に入ってから早くも1か月が経過。このままどの球団も獲得しないとの見方が強まってきた中、ついに正式に手を挙げた球団が現れたなりよ。入団テストに合格すれば、との条件付きではあるなりが、中日が獲得に向けて動き出したなりね。中日は沖縄でキャンプ中なりが、中村選手は14日にも沖縄入りし、15日から練習に参加する予定なり。

ただ、中日はすでに支配下選手に69人を登録(上限は70人)しているため、伊藤一正球団代表は「支配下選手枠と育成選手枠の両面で検討する」と、育成選手枠での契約の可能性を排除していないなりよ。育成選手枠はいわば練習生的な扱いの枠で、年俸は単純に規定に当てはめれば240万円〜440万円(支配下登録選手の最低保障年俸)。中村選手にオリックスが提示した年俸8,000万円に比べると、かなり厳しい現実が待ち受けることになりそうなりね。

また、育成選手枠の選手は2軍の試合にしか出場できない、背番号は3ケタ、3年の間に支配下選手登録されなかった場合は自由契約になるといったさまざまな制約があるなり。もちろん救済措置は用意されており、8月までに支配下選手登録されれば、1軍の試合にも出場は可能なりよ。仮に中村選手が育成選手枠で中日に迎えられた場合、まずは8月までに支配下選手登録を目指し、次に1軍登録という順番でハードルを越えていく必要があるわけなり。

とはいえ、中村選手にとっては待ち望んでいた国内球団からのオファー。この苦しい1か月の間に「条件は問わない」とたびたび発言しているだけに、実績がまるで反映されない内容のオファーであっても、正式に中日からオファーが来れば契約を結ぶことになりそうなりよ。

余談なりが、かつて中村選手と近鉄でクリーンアップを組んでいたタフィ・ローズ外野手。2005年に巨人を自由契約となってからは浪人生活を送っているなりが、14日からオリックスのキャンプに参加、入団テストを受けることになったようなりよ。中村選手ともども、近鉄の主砲として一時代を築いた2人に、どのような結果が待ち受けているのか注目しておきたいところなり。

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