日本最大の都市型ロック・フェスティバルとして、大自然の中で行われるFUJI ROCK FESTIVALと人気を二分しているSUMMER SONIC。今年はフジロックの開催決定が元日に報じられたのだけど、ちょうど1月後にサマソニの開催決定もリリースされたのだ。

今回の決定で注目なのが、大阪公演の会場。大阪会場は毎年、騒音問題から付近住民の説得に苦労していた。ぼくの友人が幕張メッセのすぐ近くに住んでいるのだけど、家にいてもかなり響いてくるというから、出演者に興味がなければたしかに“騒音”。問題となっても仕方ないのだ。ぼくにとってはうらやましいことだけど。比較的協力的だった東京会場周辺の人たち比べ、大阪会場付近の住民とはかなりもめていたみたい。

そのため、2000年の第1回から会場だったWTCオープンエアスタジアムに別れを告げ、新たな会場として大阪湾にぷかりと浮かぶ舞洲を選んだ。ここに特設会場を設置するのだとか。舞洲はスポーツ施設やキャンプ場、オーストリアの芸術家がデザインした奇抜なゴミ処理場などで有名だけど、東京の夢の島のように付近に住む人がいないので騒音問題では苦労しなさそうなのだ。大阪公演の安住の地となるのか……。

東京公演は例年どおり千葉マリンスタジアム＆幕張メッセで開催。開催日は8月11、12の2日間となっている。

気になる出演者の情報はフジロック同様一切なしだけど、今年1月の東京国際フォーラムで行われたライブで「SUMMER SONICで会おう！」と言っていたカサビアンの出演はかなり可能性が高い。また、先日セカンド・アルバム『ア・ウィークエンド・イン・ザ・シティ』をリリースし、サマソニ主催者のクリエイティブマンの招致で来日公演を行うブロック・パーティーやコリーヌ・ベイリー・レイ、3月に開催するBRITISH ANTHEMS 2007に出演するアイドルワイルドやマキシモ・パーク、ブルートーンズらの出演も期待できるかも。

何にせよ、出演者発表が待ち遠しいのだ。