英ロックバンドのルースターが解散、メンバーは別々の道へ。

2007/01/26 20:20 Written by コジマ

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英国を中心にロックンロール・リバイバルが続く中、正統派アメリカン・ロックで多くのファンを獲得しているルースター。デビュー・アルバム『ルースター』がUKチャートで初登場3位を記録し、音楽誌などでは「2005年最大の新人」なんて書かれていたのだ。SUMMER SONIC 2005をはじめ7度も来日し、ファースト・シングル「カム・ゲット・サム」がラジオ・オンエア回数で洋楽史上歴代1位を記録するなど、日本でも非常に人気のあるバンドなのだ。昨年11月の来日ツアーも盛況だったみたい。

こうしてこれからが期待されていたルースターだけど、残念ながら解散することになってしまったのだ。1月23日付けのMySpace上のブログで表明したのだけど、「静かにしていてゴメン」と題し、「クリスマス休暇中に自分たちの将来について考えていた」「ぼくたちは別々の道を歩むことにした」というメッセージをメンバー全員の署名で掲載している。

ルースターは、デビュー・アルバムこそ絶賛されたのだけど、昨年6月に発表したセカンド・アルバム『サークルズ・アンド・サテライツ』が音楽誌で酷評され、セールス的には大失敗に終わっていたのだ。日本では売れたみたいだけど。所属レーベルのソニーBMGとの契約も打ち切られる可能性があるというニュースが流れ、メンバーはかなり悩んでいたようなのだ。

MySpaceに寄せられた解散を悲しむファンのコメントを見ていると、2作目の失敗にめげずに続ければいいのにと思ってしまう。オアシスだって暗黒時代があったわけだし、日本ではまだ売れているのだから、クイーンのような例もあるわけだし……。あの「これこそロックだぜ!」と主張しているようなギター・リフや極太ベース・ラインが聴けなくなるのは、ぼくもちょっと寂しいのだ。

解散表明には今後の活動については一切記されていないのだけど、新人離れしていたソングライティングセンスや編曲技術を別の形で披露してもらいたいのだ。

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