1月スタートの「冬ドラマ」、初回放送分の視聴率が出揃う。

2007/01/23 14:14 Written by コ○助

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1月5日にスタートした「花より男子2(リターンズ)」(TBS系)を皮切りに、一斉にスタートした「冬ドラマ」、皆さんはしっかりチェックしているなりか? ラインアップの充実ぶりは、前クールの「秋ドラマ」を凌ぐとも言われているなりが、各所で報道されているとおり、木村拓哉主演の「華麗なる一族」(TBS系)の初回が、関東地区では27.7%、関西地区では30.5%を記録するなど、視聴率的にもハイレベルな争いが繰り広げられそうなりよ。

すでに2週目の放送を終えている作品も多いなりが、先週の金曜日に「松本清張 わるいやつら」(テレビ朝日系)の初回が放送されたため、すべての「冬ドラマ」がようやく出揃ったなりよ。土日を挟んだので視聴率が出るのが若干遅くなったなりが、22日に各ドラマの初回視聴率が判明したので、まずはどのような順位が付いたのか、ランキングにしてまとめておくなりね。

[2007年 冬ドラマ 初回視聴率ランキング]
27.7% 日曜21時「華麗なる一族」(TBS系)
19.4% 金曜22時「花より男子2(リターンズ)」(TBS系)
18.2% 水曜22時「ハケンの品格」(日本テレビ系)
16.1% 木曜21時「エラいところに嫁いでしまった!」(テレビ朝日系)
14.7% 火曜22時「ヒミツの花園」(フジテレビ系)
14.2% 月曜21時「東京タワー」(フジテレビ系)
13.6% 金曜21時「松本清張 わるいやつら」(テレビ朝日系)
13.6% 月曜20時「浅草ふくまる旅館」(TBS系)
13.4% 金曜23時「特命係長・只野仁」(テレビ朝日系)
12.9% 木曜22時「拝啓、父上様」(フジテレビ系)
12.5% 火曜21時「今週、妻が浮気します」(フジテレビ系)
10.9% 土曜21時「演歌の女王」(日本テレビ系)
10.4% 木曜22時「きらきら研修医」(TBS系)
10.1% 木曜20時「新・京都迷宮案内」(テレビ朝日系)
(参考)「秋ドラマ」の初回最高は「Dr.コトー診療所2006」の23.2%、最低は「アンナさんのおまめ」の8.1%。

ということで、初回放送の視聴率トップに立ったのは「華麗なる一族」。いまなお「視聴率俳優」と呼ばれる木村拓哉が起用されているだけでなく、鈴木京香、長谷川京子、山田優、相武紗季、仲村トオル、吹石一恵、稲森いずみ、成宮寛貴、西村雅彦、西田敏行、武田鉄矢、津川雅彦、柳葉敏郎、北大路欣也といった映画並の超豪華キャストを揃え、しかも原作は「白い巨塔」などで知られる山崎豊子の同名小説と、ヒットの要因がこれでもかと詰め込まれた作品だけに、この高視聴率は獲るべくして獲ったと言っても過言ではないなりね。逆に言えばコケることが決して許されない布陣で臨んでいるので、ロケットスタートにホッと胸をなで下ろしている関係者は多いのでは。

2位に入ったのは同じくTBS系の「花より男子2(リターンズ)」。前作が平均視聴率19.7%の高視聴率ドラマだったこともあり、「冬ドラマ」の中では「華麗なる一族」と並んで期待の高かった作品なりが、下馬評通りの視聴率を記録しているなりよ。前作で好評だった主要キャストは全員が継続して出演、新たにストーリーの鍵となる役に加藤夏希を起用し、続編はパワーアップ。平均視聴率20%超えを狙うなり。

3位は前クールで高視聴率を記録した「14才の母」と同枠の「ハケンの品格」。「やまとなでしこ」(フジテレビ系)や「スタアの恋」(同)など、一癖ある女性の描写に定評がある中園ミホが脚本を担当しているなりが、一見冷たくて感じが悪そうに見えてるスーパー派遣社員(篠原涼子)を、実は人間味と可愛げのある人物像に上手く描いているなりよ。また、完璧に仕事をこなす篠原涼子と、ヘマばかりのドジっ子の加藤あいのコントラスト、同じく篠原涼子と軽妙な演技が冴える大泉洋の掛け合いなど、なかなか見どころの多い作品なりね。

全体を見渡してみると、常に上位に作品を送り込んでいるフジテレビが今クールではやや不発気味。一押しの月9「東京タワー」は「内容は悪くない」「地方からの上京者にとっては心情が重なる」との声は多いなりが、速水もこみちと香椎由宇というキャストの弱さからか、スタートで少しつまづいてしまったなりよ。ただ、2回目の放送では視聴率を上げてきており(14.2%→15.6%)、今後も中だるみせずに「泣ける」展開に終始すれば、後半からグッと数字を伸ばす可能性はありそうなりね。

完全に期待を裏切ってしまったのは「演歌の女王」。「女王の教室」(日本テレビ系)や「トップキャスター」(フジテレビ系)の成功によって「新・視聴率の女王」と呼ばれた天海祐希の主演作だけに日本テレビの期待は大きかったなりが、残念ながら初回視聴率10.9%は「失敗作」の部類。成功を積み重ねてきた天海祐希にとっても、この作品でミソを付けることになってしまったなりよ。

奮闘が目立つのは「特命係長・只野仁」。良枠での放送がほとんどの連続ドラマの中で、いわゆる深夜枠の作品が13.4%もの視聴率を記録しているのは、異例の展開と言えるなりね。テレビ朝日も放送前に前シリーズを集中的に再放送で流すなど、かなり気合いを入れて臨んでいたのが功を奏した格好なり。

皆さんが見ている「冬ドラマ」は、期待通りの視聴率だったなりか?

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